カメラ機能が日々進化するスマートフォンとその勢いに押され続けるデジタルカメラですが、新たなユーザーの獲得をめぐり競争が繰り広げられています。
そのカギとなるのがインスタントなカメラです。
サムスン電子ジャパン株式会社
[blogcard url="https://www.galaxymobile.jp/"]
サムスン電子ジャパンの関本太郎CMO、
この先の10年の第一歩と呼ぶにふさわしいスマートフォンになりえるのではないか。
Galaxy S10
5月23日に発売したサムスンの新たなスマートフォン「Galaxy S10」と「Galaxy S10+」。
今回、新たに搭載された機能のひとつがこちら。
スマホ同士を重ねると…
ワイヤレスで充電することができます。
さらに、いまやスマホの機能として最も重視されるカメラも進化。
望遠レンズや広角レンズを搭載していますが、それだけでなく、
これは超広角レンズ。
超広角レンズが写す範囲は人間の視野とほぼ同等のおよそ123度。目で見たままの景色が撮影できるといいます。
そして今回最大のポイントがこちら…
今から動画を撮影します。
このまま「ストーリーズ」をタップしてもらうと…
インスタグラムのアプリに移り動画を選ぶ手順を省ける。
写真共有アプリ「インスタグラム」に撮影した動画や写真をボタン一つで投稿できるというもの。
よりインスタント性を求めるユーザーのニーズに応えるためです。スマホ内蔵のカメラにこうした機能が搭載されるのは世界で初めてです。
サムスンは新たなカメラ機能でインスタに慣れ親しんでいる世代を中心に幅広い層のお客様の獲得を狙います。
「小さい機能が重要?」
キラーコンテンツになるような一番いいものにフォーカスしていきたい。
キヤノン株式会社
[blogcard url="https://canon.jp/"]
一方、東京・渋谷。
こちらはキヤノンが6月に発売するデジタルカメラの発表会場です。
インスプックZV-123
新製品の「インスプックZV-123」。
最大の特徴は写真を撮ると50秒ほどでシールになっている台紙に印刷され、カメラ本体から出てくることです。
去年9月に発売した初代はスマホと連動する小型プリンターでした。
しかし、想定の2.5倍も売れたということがあり今回はよりインスタント性能を高めようとプリンターにカメラをそのものを取り付けたのです。
スマホの写真も引き続きプリントできます。
スマホに押され苦戦が続くデジタルカメラ市場。
プリンターにカメラを付けて撮影後すぐにシールにする新たな機能で勝負します。
「デジタルカメラ市場というのは厳しさがある?」
キヤノンマーケティングジャパンのインクジェットプリンタ商品企画部、沢田泰一部長、
ちょっとその辺はナイーブで言いづらいが、この商品を出して取り組みたいのは新しいお客様。
従来のデジカメ市場とは違う市場を開拓できたらと思う。
写真は最大6分割することができるので1回の印刷で6枚の写真シールを作ることができます。
手帳に貼れば簡単に子どもの成長記録などを作ることができます。
キヤノンマーケティングジャパンのプロジェクトリーダー、吉武裕子さん、
ブランドが長く育っていくとお客様の年齢も上がってしまうので新しいキヤノンのファン、ブランド、デザインを作ることがこれからのキヤノンにとって重要になる。
実際のターゲットとなり得る若者たちはこの商品をどう思うのでしょうか?
プリクラよりも自然。小さいから持ち運びが自由。
軽い。カメラみたいに重たくない。
キヤノンはこうしたインスタントカメラ市場が今後世界で1,000万台を超えると見込んでいます。
苦戦が続くデジタルカメラ市場を救う存在となるのでしょうか…