新型コロナの感染拡大で去年は様々なことが対面で行えなくなりました。就職活動もそのうちにひとつで、オンラインでの面接を余儀なくされました。
そうした経験を経て、今年の春に入社した若者たちにある変化が起きていました。
株式会社学情
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転職サイトを運営する学情。
オフィスを訪れてみると、
学情のエージェント事業部、中村徳孝さん、
転職を視野に入れているということで背景を伺えればと。
転職の相談が相次いでいました。
こちらの男性は今年春に大学を卒業して人材会社に就職、入社してまだ2ヵ月ほどですがすでに転職を考えています。
選考はウェブで行うことも多かった。
実際に会社の雰囲気や業務内容、直接話した雰囲気はつかめなかった。
会社に行く機会もなかった。
去年、コロナ禍で臨んだ就職活動では選考のほとんどが対面ではなくウェブ面接。企業の雰囲気を肌で感じられず、入社した後になってギャップを感じたといいます。
こちらの男性も、
仕事内容にやりがいは感じていたが、社風に少しミスマッチを感じた。
入社してみると大半の社員がマスクをせずに働く社風。感染対策に関する考え方が自分と大きく異なることが入社前には分からなかったといいます。
ウェブ面接が主流になり実際に働く人との交流がはるかに少なかったと感じている。
こちらの会社では転職の相談が4月以降増え続け、社会人1年目で登録する人の数は例年に比べ倍増しています。
ミスマッチはいつでも起こりうると思う。
今回は就活できる期間が限られていたり、企業の数が少なかったことも影響しているのでは。
学情ではこうした転職を考える20代向けの情報提供サイトを7月オープン。
また転職先の仕事を体験できる仲介サービスを9月以降に始める予定です。
学情の20代の働き方研究所プロジェクトの定絵里加さん、
ウェブ面接というスタイルはコロナ禍、コロナ後も一定程度残ると考えられる。
仕事の内容や会社の雰囲気を理解できるように入社前に少しお試しできる機会を提供したい。
動き始めた転職市場。
20代の転職希望者を積極的に採用しているのがアイリスオーヤマです。
いわゆる第二新卒の入社希望者はおととしに比べておよそ10倍に増えていて、そのうちおよそ半数が社会人1年目だといいます。
アイリスオーヤマの人事部、砂糖祥平さん、
現在、社会人1年目の離職理由はミスマッチが一番大きい。
いろいろな考え方を持った人を会社に入れて、いろいろな視点で会社を大きくしていきたいので第二新卒を強化している。