[WBS] 累計50万部!辞典が異例の大ヒット!そのカギは「刺さる言葉」!?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

最近は言葉の意味を調べるときにネットで検索するという方が多いと思います。

そうした時代に逆行するかのように「ことば選び」実用辞典が累計50万部を突破する大ヒットとなっています。

異例ともいえる人気の背景には一体何があるのでしょうか?

スポンサーリンク

ことば選び辞典

東京・神保町の三省堂書店。

辞典売り場でひとつの棚を占めているのが学研の「ことば選び辞典」シリーズです。

昔からある類語辞典の一種だといいますが、なぜヒットしているのでしょうか?

お客様は、

意外な視点で見入ってしまう。

かたい言葉を使わないといけない場面もあり、あったら便利。

シリーズのひとつ「感情ことば選び辞典」。

感情に関する言葉にしぼったことが最大の特徴です。例えば「幸せ」という言葉を引いてみると、「果報(めぐり合わせがよいこと)」や「僥倖(思いがけなくやってきた幸せ)」など関連した言葉が多く載っています。

ほかにも読むのが難しい漢字に特化した「難読漢字えらび辞典」など、現在7種類が刊行されていて累計50万部超えの異例の大ヒットとなっているのです。

mocco(モコ)

一体、どんな人が使っているのでしょうか?

シェアオフィスの店長、野村綾音さんは自身のブログを書く際にこのシリーズの辞典が役立っているといいます。

最初の出だしの部分。

「鼻孔をくすぐる」とか普段使わない言葉、古本を「懐かしい」と表現してみるとか、語彙が出てこないときに辞典を参考にした。

ことば選び辞典シリーズは野村さんのようなネットで文章を発信している人たちから熱烈な支持を集めているといいます。

伝えたいこと、発信したいことがあるときに言葉が出てこないと伝わるものも伝わらない。

大事だと思う、言葉は。

株式会社学研プラス

異例の大ヒットを生んだ学研を訪ねました。

ヒットするきっかけの一つを作ったのが29歳の女性編集者でした。

学研プラスの田沢あかねさん、

2003年の創刊当初は年間3,000部。今は桁が違う売れ行き。

ことば選び辞典の魅力に当初から気付いていたという田沢さん。

2016年にシリーズ化が決定し、まえがきを担当することになりました。

文豪の視点で小説を書きはじめたが、よく考えたら私は文豪ではなかった。

こんなユニークな書き出しの「まえがき」がツイッターなどで話題になりました。

読者へのラブレターのような気持ちでまえがきを書いた。

田沢さんは人気アニメ「エヴァンゲリオン」とのコラボレーション版も手掛け、こちらも大ヒット。

ヒロインの綾波レイが「好きって何?」とつぶやく下には、好きの類語を並べ、ファンの心を捉えました。

インターネットでも類語は調べられますが、田沢さんは手に取れる辞典ならではの強みがあると考えています。

ネットで探しにくい言葉を意識している。

言葉に対する関心がすごく高まっている。それに辞典が少しでも役立てば。

スポンサーリンク