ガイアの夜明け ビジネス関連

[ガイアの夜明け] 「カリスマ創業者」との決別

2016年2月17日

「カリスマ創業者」との決別

大塚家具とジャパネットたかたの創業者から娘や息子に移行していく内容でしたが、両社の内容が真逆で考えさせられる内容でした。

経営権争いで話題になった大塚家具

[blogcard url="http://www.idc-otsuka.jp/"]

昨年、話題にもなった父親と娘さんの経営権争い。
結果的には娘さんの大塚久美子さんが経営権を持ちました。

それまで父親の大塚勝久氏の経営方法とは違い、高級路線から一歩引いた経営を進めています。
ニトリやイケアよりワンランク上の商品をメインに販売していく方向みたいです。

ニトリの本拠地の北海道にも店舗を構える準備を行ったりと、大きく差をつけられたニトリとの差を埋めるために奮闘されています。

従業員の方は本当に大変だと思います。
今までの経営方針が変わってしまい、変化に対応しなければいけない状態です。

こういう時に逆にチャンスと考えられる人間になりたいです。

以前までの大塚家具は会員制でお客様にスタッフが付きっきりで接客をしていました。
お客様のご要望を直接聞きながら、商品を案内するから商品の配置はそこまで意識していなかったようです。

番組内でも売れ筋のダイニングテーブルやソファが目立たないところに配置されているのを久美子社長に注意されていました。

久美子社長は会員制をやめて、気軽に入れる店舗作りを目指しています。
今まで付きっきりで接客していたスタッフは、お客様の様子を確認して声掛けをするようになりました。

ダイニングテーブルの主力販売価格は5万~50万円だそうです。
少し無理をしたら購入できる金額設定のものを中心に販売してますね。

またホテルなどに設置されている家具の修理事業も始めました。
本物の良い家具を大切に扱っていく姿勢が感じられます。

また修理した家具の中古販売も行い始めました。
個人的はすごく興味があります。横浜アウトレット店に行ってみたいです。

大塚勝久氏が社長時代にはショールームには何百万円もすうるような超高級家具が販売されていたそうです。
そこから考えると本当に経営改革を行っているんだと感じます。

大塚勝久氏の経営方針と久美子社長の経営方針の違いは番組をみてよくわかりました。
富裕層を中心に高級家具を販売していく大塚勝久氏の経営方針と中間層までも取り込む経営方針の久美子社長。

どちらの経営方針が正しいのかは今の段階では分かりませんが、少なくとも株主の方々は久美子社長を支持しました。

わたし個人としては以前の大塚家具なら行くことはないと思います。お財布がついていけません。
今の久美子社長が改革している販売価格なら、頑張ったら購入できると思います。本当に良いものだったらある程度の価格は払うべきだと思います。

今度、時間のある時に一度ショールームを見てみたいですね。

それと親子の仲が良くなって欲しいですね。お互いがビジネスと家庭を割りきって大切に向き合って欲しいです。

真逆な性格の長男が継いだジャパネットたかた

[blogcard url="http://www.japanet.co.jp/shopping/"]

大塚家具は経営権を争い親子の争いになりましたが、ジャパネットたかたは髙田明前社長から長男の高田旭人社長に信頼されて引き継がれたと思います。

2016年1月15日の髙田明前社長の最後のテレビッショッピングの司会での番組の最後に高田旭人社長が紹介されていました。
その時に「父とは真逆の性格ですけど頑張ります」って言われていました。信用しているから番組で紹介することができますし、これからを任せることが出来ると思います。

カリスマ経営者だった髙田明氏から引き継ぐのはプレッシャーだと思います。
長男だったらなおさら大変だと思います。でも旭人新社長は新事業や新商品の販売に踏み切ったり、しっかりとした決断力を持っていると思います。

今までにない価値観を与えるという事で販売してなかったビルドインコンロの販売を決断。

佐世保の拠点では難しかったメーカー側からの新商品の提案などがスムーズに行えるよう東京に新拠点を設置。

多分、二代目というプレッシャーに負けないように本当に頑張っていると思います。
社員に不安を与えないように決断したことは迷いなく進める行動力など本当に素晴らしい社長だと思います。

番組の最後に髙田明前社長が「社長は孤独。最終決定は社長がしなければいけない。」と言っていました。
その孤独で大変な仕事を息子に継がせることができるのは本当に息子を信頼しているからだと思います。

近年は外部から新社長が迎えられることが多いですが、社内だけではなく創業家から新社長となった大塚家具とジャパネットたかたのお二人。

引き継ぐ経緯はまったく違いますけど、会社のために自分がどうすべきかを真剣に考えていると思います。
これからの活躍をお祈り致します。

-ガイアの夜明け, ビジネス関連
-