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[WBS]【THE行列】ラーメンバーガー

2018年2月24日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

ラーメンを使った一見、突拍子もない食べ物。しかし、それには作り手のある強い思いが詰まっていました。

ラーメンバーガー

福島県喜多方市、物産展が開かれていました。

そこに人だかりが…

何がそんなに人気なのでしょうか?

ラーメンバーガー

ラーメンバーガー?

道の駅「喜多の郷」

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ラーメンバーが作られているのは喜多方市内の道の駅。

中にあるレストラン「ふるさと亭」の厨房を覗くとありました、「ラーメンバーガー」。

休日には1日100個売れるといいます。

そのラーメンバーガー(350円)、麺でできたバンズは外はカリカリ、中はモチモチ、はさまっているのはネギ、チャーシュー、メンマなどラーメンと同じ具材です。

一体、どんな味が?

ラーメンそのもの。

チャーシューがやわらかい。

このメニューを生んだのが地元出身の料理長、長谷川義紀さん。

喜多方を盛り上げたい一心で開発しました。

当時、ご当地バーガーブームがあって、喜多方と言えば喜多方ラーメンなので。

喜多方ラーメン

名物「喜多方ラーメン」。

醤油ベースの濃厚な鶏ガラスープとよく絡むちぢれ麺が特徴です。

それをどうやってバーガーに?

麺は通常のラーメンと同じ。この麺をラーメンより長めに茹でて、一度水で締めることで麺にコシを出します。

それを専用の焼型に投入。

表面をカリッと焼いて、中はもちっとした食感を残す。

15分ほどで焼きあがります。これで外はカリカリ、中はモチモチのバンズが完成。

そして味付けにも喜多方ラーメンと同じスープを使用。これに片栗粉を混ぜてとろみをつけ、スープそのものをタレにしています。

麺に使う小麦粉やネギ、チャーシューは地元、福島県産です。

長谷川さんもこだわり

このバーガーを生み出したの10年前の2009年。当時は行列が店の外まで伸び、売り上げは今の3倍以上ありました。

しかし、その矢先に東日本大震災が発生、福島は風評被害に見舞われ、客足はぱったりと途絶えました。

その時、

がこだわったのは、

放射能検査をした野菜は普通に出荷されていた。八百屋さんい頼んでなるべく地元のものを仕入れた。

あえて地元の食材を使い続けたのです。

ラーメンバーガーで喜多方を盛り上げるという志を貫きました。

そして長谷川さんは赤字覚悟で3年間、全国のイベントで喜多方ラーメンバーガーをPR。

トヨタの豊田章男社長も足を運んでくれました。

そうした努力のかいあって、今ではお客様が遠方から訪れるようになったのです。

千葉から来ました。

神奈川県から。想像以上。

そして、新たなチャレンジも、2017年に売り出した中華まん、中にはやっぱり喜多方ラーメンが…

やっぱり来た方に来てもらいたい。地元食材を使えば、そこから元気になっていく。

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