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[がっちりマンデー]難攻不落の地元ビジネス(1)[株式会社藤森商会]

2021年12月19日

難攻不落の地元ビジネス

大手も苦戦!?難攻不落の地元ビジネス

帯広No.1カレー店!マル秘武器は鍋カレー

難攻不落の地元ビジネス。

まずやって来たのは北海道帯広市。

この地にどんな地元ビジネスがあるのか?

訪れたのは藤森商会って会社。

出迎えてくれたのは随分と恰幅のよい藤森裕康社長。

「全国チェーンが勝てないスゴいお店をやっている?」

カレーショップ「インデアン」。

藤森社長がやっているのはカレーショップ「インデアン」。

年間280万食を売り上げるかなりの人気店。

お店の看板メニューは普通のカレーに比べてドロっと濃厚なルーの牛肉がゴロゴロ入ったビーフカレー「インデアン」。

週に1回くらい。

週に1回か2回。

今週3回目。

熱烈なリピーターがたくさん!

「年商は?」

14億5,000万円。

「がっちり?」

いやいや儲かってない…

社長はかなり謙遜していますが…

北海道のカレーチェーンの店舗数を調べてみると…

帯広がある道東エリア以外にはカレー国内最大手チェーンのCoCo壱番屋が20店舗以上出店しているのに、なぜか道東エリアにはCoCo壱番屋や2店舗だけ。インデアンは12店舗もある。

まさに帯広の難攻不落カレーチェーン。

「ココイチさんが今まで帯広に進出してきたことは?」

あります!2回。

今は無いです。

「どちらも撤退?」

「やめられた」ということ。

一体何でインデアンが帯広でけでは圧倒的に強いのか?

お客様に聞いてみると…

安いですね。食べやすいです。

安いですよね。週3で来てます。

皆さん、口々に「安い!」の声。

インデアンのカレーは具材もたっぷり、一皿このボリュームで462円。

でも社長、なんでこんなに安くできるんですか?

ひとつは地場のもの。

肉は地元の取引業者から。

野菜は大手の農協から大量に仕入れる。

そう、帯広がある十勝エリアにはの国内有数の農業が盛んな地域。

カレーの材料であるジャガイモもお肉、お米も地元の生産者さんたちがたくさん作っているのでまとめて買えば結構リーズナブルに仕入れができちゃう。

そしてカレーのルーは…

工場で生産を行う。

カレーの生産は朝9時から夕方3時まで。

そのカレーを作ったものを何日間か寝かして、出荷する時は早朝の3時くらいからスパイスなどを添加して、出来上がったものをオープン前に各店に配送。

お手頃価格のもう一つの秘訣はカレーをお店ではなく自社工場でまとめて製造するという方法。

ランチタイムには近所のビジネスマンや学生さんも、さらにテイクアウトのお客様もひっきりなしに訪れて飛ぶように売れていきます。

さらにインデアンが強い秘訣はコレだけじゃないんです。

こちらのお客様がお鍋を店員さんに渡している!?

しばらくすると…

お鍋に5人前ですね。

なんとルーだけお鍋ごと持って帰っちゃった!

「お鍋でよく買いに来るんですか?」

そうですね。

容器があっても家に帰って捨てるだけ。

鍋だとそのまま温められる。

そう、これこそが帯広インデアンの独自のスタイル「鍋お持ち帰りシステム」。

帯広の皆さんはほぼ全員がカレーはインデアンを持ち帰って食べている。

こちらの学生さんたちも…

「おうちでお母さんが持って帰ってくる?」

よくあります。

あります。

鍋だけ持ってきてルーだけ。

持ち帰りして。

「お母さんがお鍋で持って帰ってくる?」

うちはあります。

インデアンのカレー以外食べられないです。

まさに子どもの頃からインデアンのドロっと濃厚、具だくさんのビーフカレーにがっちり胃袋を掴まれている帯広市民。

これはこれは他のカレーチェーンが立ち入るのはかなり難しいかも。

藤森商会はインデアンでがっちり!

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