日本では年間642万トンの食品が廃棄されています。
これは毎日1杯のご飯を日本人が捨てていると同じ量になります。
先日、ニュースにもなっていた恵方巻きの廃棄も同じ問題ですよね。
食品ロスが多い理由
3分の1ルールって知っていますか?
例えば消費期限が6ヶ月の食品があるとしたら、その期限の3分の1の商品期限が2ヶ月を切ると出荷されなくなるルールです。
日本では暗黙のルールとして、このルールが採用されてきました。
大地を守る会
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今まで価値がないとされ廃棄されていた魚介を「もったいナイ魚」シリーズとして廃棄することなく利用しています。
産地では食べる習慣がなく捨てられていた魚などを商品開発して販売することにしました。
その品種は約110種類にもなっています。
2014年からは野菜や果物も「もったいナイ」シリーズとして販売を開始しました。
傷がついたり形の悪いものを3~5割引で販売。
売上は2010年度から計算すると約3倍にもなっています。昨年は「もったいナイ」シリーズで売上が1億円を突破しました。
KURADASHI.jp
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季節外れの商品や消費期限の近づいたものをメーカーからまとめて引き取り値引き販売をしています。
さらに売上の一部を環境保護団体などに寄付しています。
メーカーとしても消費期限になり捨てるより、いくらかでも現金収入になればと思い提携しているそうです。
廃棄するにもお金がかかりますから、安くても売れる方が良いですよね。
お客様もはじめは安く購入でき、気に入ったら正規の金額で購入する可能性もありますから、互いにメリットがあると思います。
KURADASHI.jpの取引企業は約200社で会員数は2万人を超えています。
Yahoo!オークションなどでも販売されていますので気になる方は是非ともご利用ください。
食品ロスをなくすために
我が家では出された料理は基本的には全て食べることを意識しています。
と言うか当たり前のことだと思っています。
その食材を作った方、料理をされた方の思いを考えると残すことは出来ません。
わたしは祖父母が兼業農家でした、嫁の両親は仕事を早期リタイアして農家になりました。
だから余計に生産者の事を考えて食品を残すことが悪いことと意識しているかもしれません。
日本では食品を作りすぎているようにも思います。
世界では飢餓に苦しんでいる国もあります。日本で生まれ育ったことは本当に幸せだと思いますが、裕福になって物の価値を下げるようになってはいけないと思います。
一人ひとりが食品について真剣に考えれば食品ロスはもっと減らせると思います。
頑張っていきましょう。