食とテクノロジーをテーマにしたイベントが8月8日から都内で始まりました。これまでにない食品やサービスなどとともに新たな形で食品ロスをなくす動きが生まれていました。

Smart Kitchen Summit Japan 2019
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食品メーカーや家電メーカー、起業家などをマッチングさせて新たな食のビジネスを作るイベント「スマートキッチン・サミット・ジャパン2019」。

パナソニック株式会社
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注目を集めていたのはパナソニックのロボット「OniRobot」。

ごはんを入れて蓋を閉めます。ボタンを押すと…

あっという間におにぎりが。

開発に2年かかったというこの技術、まだ製品化されていませんが来年には実用化したいといいます。

出店しているのは大手企業だけではありません。
高島嘉成記者、
こちらにはフードロスに目をつけた企業が出店しています。

デイブレイク株式会社
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規格外や傷がつくなどして流通に乗らない果物を特殊な冷凍技術で凍らせたものを売っています。

冷凍フルーツですが全然ガリガリしなくて、生の果物みたいに食べられます。

HenoHenoを展開するデイブレイクの宮口祐太郎さん、
フードロスの果物を1万トンなくしたい。

株式会社テオーリア
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スナックルはお菓子のフードロスに取り組んでいます。

スナックルを展開するテオーリアの金子隆耶さん、
フードロスの商品を活用して企業の健康経営をサポートする置き菓子のサービスをやっています。

オーガニックにこだわった置き菓子には仕入れにある秘密がありました。

株式会社ビオクラ食養本社
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金子さんはオーガニック食品のメーカー「ビオクラ食養本社」を訪ねました。

こちらのメーカーでは2月から賞味期限切れが迫ったお菓子を格安で提供しています。

スナックルと組む前はこうした菓子は半年に一度まとめて廃棄していました。

ビオクラ食養本社の小江奈美さん、
廃棄という形ではなくて誰かが喜んで食べてもらえるなら安く出して引き取ってくれるので助かる。

ウェルスナビ株式会社
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ウェルスナビは先月から置き菓子のスナックルを導入。

添加物を使っていないチョコレートは定価378円が294円。

先程仕入れた国産大豆で作ったチップスは定価197円が154円と全てが2割から3割引きで売られています。


買い方はQRコードを使ったキャッシュレス決済です。

「なぜ安くなっているか知ってる?」
いえ、それは知らない。

「フードロスに関心は?」
全然考えずに買っていた。

社員にフードロスの趣旨は伝わっていませんでしたが月に1万円以上売れていて好評のようです。

スナックルを導入している企業は現在15社とまだビジネスとしては赤字ですが、来年末の黒字化を目指します。

テオーリアの小島丈司CEO、
ゼロになるのは遠い未来のことだと思うが少しでも削減に貢献できるよう、われわれが提供している健康・ヘルシー・オーガニックの領域でフードロスを少しでも減らせられれば。
