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[WBS] アメリカ10年半ぶりターニングポイント!日本、その時デイトレーダーは!?

2019年8月1日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)は7月31日、およそ10年半ぶりに利下げに踏み切りました。これを受けてマーケットでは円高ドル安に進むことが想定されていましたが…結果は円安ドル高と逆になりました。この背景には一体何があったのでしょうか。

連邦準備制度理事会

[blogcard url="https://www.federalreserve.gov/"]

FRBのパウエル議長、

世界経済の減速と不透明な貿易問題による下振れリスクを回避することを目的とする。

FOMC(米連邦公開市場委員会)で10年半ぶりの利下げを決めたのです。

米中通商摩擦や世界経済の減速で不透明感が強まる中、景気が悪化するリスクを警戒し予防的な金融緩和に踏み切ったとしています。

JINさん

その頃、海を超えた東京でパウエル議長の会見を聞く投資家が…

個人投資家のJINさん、

反応が薄い。予想通りかな。

こちらは為替と株で1億円近くを運用しているJINさん。

しかし、

今回の利下げは長期にわたるものではない。

景気後退期や長期間の景気低迷期に行う利下げとは違う。

追加の利下げに慎重な姿勢を見せたパウエル議長。

この発言を受けてマーケットではアメリカは利下げを続けないとの見方が広がりました。

継続的な利下げを見込んでいた市場の期待は裏切られ、株市市場ではダウが大幅に下落。

JINさんはいまが割安と見て買い注文を入れました。

株がだいぶやられている。

ここで下げ止まってくれたらうれしいが。

しかし、ダウはさらに下落を続け一時は470ドルを超える下げ幅に。

この辺りで止まってくれないと逆に苦しい。

記者がきつい質問して答えにつまると株価がすごく下がるとかざらにある。

会見が早く終わってくれと願うばかり。

それでもなんとかJINさんはこの日、60万円を超える利益を得ました。

結構冷や汗かきました。

そろそろトランプ大統領が何か言ってくるのかな。

またひと悶着あるかもしれない。

トランプ大統領

もともと利下げはトランプ大統領がFRBに対ししつこく要求していたものでした。

そのトランプ大統領、JINさんが警戒していた通り追加の利下げに慎重な姿勢を見せたパウエル議長にツイッターで反応しました。

長期的で積極的な利下げ局面に入るとマーケットは期待していたのにパウエル議長はいつものようにわれわれを失望させた。

パウエル議長に不満をあらわにしました。

日本マーケット

そして、日本のマーケットも反応。

日経平均株価は取引開始直後から下げ幅を拡大し、一時は230円以上下落しました。

しかし、

やっぱり少し為替が動いている。

徐々に下げ幅を縮小していく日経平均株価。

そのワケは?

伊大知明宏記者、

アメリカで過度な利下げ期待が和らいだことで円安ドル高が進行、現在2ヶ月ぶりに1ドル109円台を付けています。

事前の予想とは異なり円安・ドル高が進行する結果に。

日経平均株価も前の日よりも上昇して取引を終えました。

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