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[WBS] コンビニのATM手数料一部で無料!その狙いは?

2018年1月10日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

外出先などで手持ちの現金などが足りなくなった時に重宝するのがコンビニエンスストアのATMです。

ただ引き出しの手数料がどうしても気になるところです。

コンビニATMの手数料をまとめたものです。

メガバンク(三菱東京UFJ、三井住友、みずほ)
 0:00~8:458:45~18:0018:00~0:00
平日216円108円216円
土・日・祝216円
ゆうちょう銀行
 0:00~8:458:45~9:009:00~14:0014:00~18:0018:00~0:00
平日216円108円216円
土曜216円108円216円
日曜・祝216円

メガバンク3行の場合、平日の午前8時45分から午後6時までは1回あたり108円。夜間や土日祝日は1回あたり216円の手数料が掛かります。

鋼材の預金残高が一定以上あるなどの条件を満たすと無料になるケースもありますがm基本的には大手銀行の場合は有料、手数料が掛かることになっています。

ところが1月10日、ゆうちょ銀行が全国でのファミリーマートでの手数料を一部の時間帯で無料にすると発表しました。

ゆうちょう銀行
 0:00~8:458:45~9:009:00~14:0014:00~18:0018:00~0:00
平日216円無料216円
土曜216円無料216円
日曜・祝216円

ファミマとゆうちょ、それぞれの狙いはどこにあるのでしょうか?

株式会社ファミリーマート

[blogcard url="http://www.family.co.jp/"]

午後3時、会見に現れたファミリーマートの澤田貴司社長。

この度、ATMでイーネットとゆうちょ銀行と業務提携した。1月15日から一定の時間ではあるが手数料が完全に無料になる。

ファミリーマートは全国、約1万2,000店舗に設置しているイーネットのATMでゆうちょ銀行のキャッシュカードを使う際の手数料を1月15日から一部無料にすると発表しました。

無料化の最大の狙いは集客力アップだといいます。

ゆうちょ銀行の顧客は田舎でアカウント(口座)を持っている人が多い。ファミリーマートに来店して手数料無料でお金をおろしてもらうのは。我々にとって集客力という意味ですごくメリットがある。

コンビニATMではセブン銀行がセブン-イレブンを中心に全国2万4,000台を展開。

またローソンも三菱東京UFJ銀行と組んで銀行業への参入を目指しています。

これに対しファミリーマートはゆうちょとの連携を強化する方針です。

ゆうちょの主な顧客である高齢者や主婦、地方のお客様を取り込む方が自前の銀行を持つよりもメリットが大きいと見ています。

株式会社ゆうちょ銀行

[blogcard url="http://www.jp-bank.japanpost.jp/"]

一方、ゆうちょも利便性の向上で顧客の増加につなげていきたい考えです。

ゆうちょ銀行の池田憲人社長、

お客様がどこでも、ゆうちょであろうがイーネットであろうが、「ファミリーマートに行けば使える」「無料で使える」、ここが一番のポイント。

すでに飽和状態ともいわれるコンビニ業界。

ATMの無料化は顧客の増加につながるのでしょうか?

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