10月29日にコンビニエンスストアのファミリーマートが埼玉県内でオープンした無人決済の店舗です。
ファミリーマートは現在、こうした無人店舗の拡大に力を入れていますが、今回その提携相手に選んだのは郵便局でした。
その狙いについて取材しました。
株式会社ファミリーマート
[blogcard url="https://www.family.co.jp/"]
こちらの郵便局、中に入ると置くまでずらりと窓口が並んでいますが、その向かい側を見てみるとファミリーマートのコンパクトな店舗が入っています。
埼玉県川越市内にある川越西郵便局のロビー。
新たにオープンした店舗「「ファミリーマート川越西郵便局/S店」はわずか14平方メートルの無人店舗です。
レジに向かうと、まだ何もしていませんが認識されています。
開店と同時に訪れたお客様は…
無人だから手間取った。一回覚えれば大丈夫。
郵便局に来たついでにぱっと会計して帰れるのは便利。
ファミリーマートが郵便局の中に出店するのは今回が初めて。
これまで両社はファミリーマートの店内にゆうちょ銀行のATMを設置するなど協業を続けてきました。
今回、郵便局に無人店舗を開く狙いについてファミリーマートの細見研介社長は…
これからは過疎地でのコンビニの出店が可能になると確信している。
コストの問題が非常にネックになって出店できなかった。
常駐の店員は置かず、人件費を抑えるほか、郵便局の空きスペースの活用で出店時のコストも引き下げます。
こうした無人店舗を2024年度末までに1,000店舗に増やす計画のファミリーマート。
中でも出店が困難だった過疎地については全国におよそ2万4,000局を要する郵便局と組むことで店舗展開を加速させたい狙いです。
新しい業態がコンビニの未来の可能性を開くと確信している。