有限会社エクセレント急便
[blogcard url="http://www.excellent-ex.com/"]
道でよく見る会社。
品川駅前をさっそうと走り抜ける大きなトラック。
原宿の交差点でも見かけるし、横浜の元町でもいます。
このトラックの特徴がロゴ「EX CELLENT PRESS」。なんて読むの?
そもそも一体何をしている会社なのか?
直接聞いてみましょう!
「ドライバーの方ですか?」
私が代表です…
「なんて会社ですか?」
エクセレント急便と申します。
現役バリバリのドライバー、岩本憲一さんが社長を務める会社こそ「エクセレント」と「エクスプレス」をかけたロゴの「エクセレント急便」。
売上は…
3億円ほどです。
結構、がっちりいっている!
このエクセレント急便は一つのジャンルに特化して「あるもの」を運んでいるのんです。
それが、
「なんですかこれ?」
洋服です!
ハンガー車
エクセレント急便は洋服に特化して運んでいます。
「これは洋服を運ぶトラック?」
そうです!ハンガー車と言います。
こちら特注のハンガー車。専用のハンガー棒をコンテナ内に設置でき、ハンガーに通してある洋服をそのまま吊るせて、1度にたくさん運べるようにしたのです。
つまりエクセレント急便はハンガー車を使って洋服を運ぶ会社。
これまた思い切ってターゲットを絞ったものです。
アパレルメーカーからの依頼を請けて工場で出来上がった服をハンガー車に積み込み、全国のお店や物流センターに届けています。だから街でよく見かけるのですね。
株式会社ヒロキ
[blogcard url="http://www.hiroki-co.jp/"]
今回は横浜の洋服店「ヒロキ」に荷物をお届け。
到着したドライバーさんはハンガー車の前にラックを置いてゴソッとハンガーごと洋服をかけます。
それをそのまま店内に搬入。
ヒロキ元町本店の小菅一朗店長に話を伺うと、
「箱の便とどっちが値段は高い?」
ハンガー便の方が全然高いですね。箱だと一旦畳まないといけないので、どうしてもその分の手間とシワという問題があるのでハンガーの方がいい。
ハンガー車は商品を吊るしたまま運ぶので手間が省け、シワがならずにすみます。
特に今回運んだような高級な洋服の場合、料金が少し高くてもハンガー車が欠かせないといいます。
ドライバーさんの永岡遼平によると難しいのは荷物を下ろす作業。
見てると簡単なんですけど難しい。これぐらい持てるようになるまで1年くらいかかりました。
簡単そうに見えますけど、たくさんの洋服を素早くダメージを与えないように持つのはコツがいるんだとか。
もちろん落とすなんてもってのほか!
洋服の胸のあたりを優しくはさんでも持つ。そんな裏技もありエクセレント急便のハンガー車16台はアパレル業界で引っ張りだこ!
検品作業
さらに岩本社長、アパレル特有のオプションサービスをご用意。
本社の中には、
こちらが検品作業場です。普通は検品専門の会社がやっています。エクセレント急便は検品・プレス・配送まで一括でやっています。
海外の工場で作った洋服にはちょくちょく不具合が生じることが…
そこでお店に納品する前、港から運んできた商品を検品するのです。
この日は大手メーカーが海外工場で製造した男性用下着をチェック。
「何があったんですか?」
商品管理チーフの山道睦美さん、
縫製を見ていっていてメトビと言うんですけど、通常縫われているはずのところが縫い外れている。
不良品は返品、また必要とあらば修繕もしてくれるということでメーカーにとってもありがたい!
洋服の運搬に特化した2009年から辛抱強く己を信じた結果、今年早く3倍の大きな伸びが!
今年中にハンガー者の増台を考えているということで、これはまだまだ、
がっちり!
エクセレント!