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[モーニングサテライト]「大浜見聞録」"歩き方"をビジネスに!AIが解析[株式会社エクサウィザーズ]

モーニングサテライト

「大浜見聞録」です。認証技術はさまざまありますが今回は人の歩き方の認証です。歩く姿は人それぞれですが、これをAIで解析していろいろなサービスに生かそうという動きが広がっています。その現場を取材してきました。

歩行解析を介護に活かす!歩き方の特徴"見える化"

大浜平八郎キャスター

きょうは意識的に手を振って歩いていますが、実は最近、この歩く姿を解析することによって高齢者のリハビリに活かそうという動きが出てきているそうです。

横浜市内にあるデイサービス「リカバリータイムズ末吉」です。どのように歩く姿を解析しているのでしょうか。

リカバリータイムズ末吉 理学療法士
上西和樹さん

歩行特化型デイサービスで歩き方を改善したいという利用者が多い。

そこで取り入れているのがスマートフォンやタブレット端末で使える歩行解析アプリの「CareWiz トルト」です。

大浜さんに体験してもらいましょう。

リカバリータイムズ末吉 理学療法士
上西和樹さん

3メートルぐらいの距離があれば解析できる。

まずは歩く姿を撮影します。撮影したのはわずか3秒ほど。この動画をアップロードすると1分ほどで解析結果が出ます。

歩行解析の結果は20点満点で評価。大浜さんは19点。歩き方に問題はないようですが…

リカバリータイムズ末吉 理学療法士
上西和樹さん

左右差が少し出ている。
バランス練習が必要。

歩行速度やリズム、左右のバランスなど歩き方の特徴をわかりやすく見える化してくれます。

この解析結果を元に効果的な運動のアドバイスやマッサージを行うことができます。

利用料金は1事業所あたり初期費用11万円、月額1万3,750円からです。

リカバリータイムズ末吉 理学療法士
上西和樹さん

3ヵ月に1回、定期的に解析している。
点数を見て良くなった・悪くなった・変わらなかった、毎回楽しみにしている利用者もいる。

このアプリを開発したのは2016年に創業したベンチャー企業「エクサウィザーズ」。AIを活用した介護サービスなどを展開しています。

エクサウィザーズ 執行役員
石野悟史さん

介護施設で約400事業所、約1年で導入が進んでいる。
解析回数も3~4万件。
自分の母に使いたいという声も出てきている。
一般にも今後、開放するか検討している。

歩き方は変えられない!立ち止まらず入り口通過

富士通では歩き方の解析を入場管理に生かすことができないか研究しています。

大浜平八郎キャスター

最近はどのビルもセキュリティが厳しいから中に入るためには静脈認証であったり、個人認証カードをかざしたりなどが付いていますが、実はいまこちらで実験を進めているのはこういった認証を抜きにして私のことをきちんと照合してくれる技術ということです。

一体、どんな技術なのでしょうか。ヒューマンセンシング技術を研究している紺野剛史さんに伺います。

富士通
コンバージングテクノロジー研究所
紺野剛史さん

歩き方の癖から人を同定(同一であることを特定)する技術。
防犯カメラの映像から人の歩き方を見分ける。

ここで開発を進めているのは防犯カメラに映っている姿で人物を照合する技術です。現状の指紋認証や顔認証などとは違い一旦立ち止まる必要がなくなりスムーズな入場が可能となります。

先程のように歩く姿を撮影して、この動画を元に照合してみます。検証のために今回は横向きだけでなく、斜めに歩いたり、小走りしたりしてみます。

気になる解析結果はのちほど。

まずは称号の方法を教えてもらいました。

富士通
コンバージングテクノロジー研究所
紺野剛史さん

姿勢推定・独自技術を組み合わせ90%の精度を達成。

姿勢推定というのは人の関節点の位置から特定の人物を見分ける技術です。これまではこの関節点を取り出しても同じ角度やサイズの画像でないと高い精度で照合することができませんでした。

しかし…

富士通
コンバージングテクノロジー研究所
紺野剛史さん

人の歩き方の癖はどの向きから見ても歩幅などが一定。
うまく特徴を捉えることで体の向きが変わっても照合できる。

去年12月には1,700人分のデータを集めて検証しました。

左端の人物と似ていると判断した順に画像が並んでいます。一見、髪型や服装が似ている2番目の女性は別人です。

さて、先程の大浜さんの解析結果がこちらです。さすがに小走りした時は検出できていませんがサイズや角度が違う映像からでも大浜さんをしっかり認識しています。

大浜平八郎キャスター

将来的にはどんな使い方を検討している?

富士通
コンバージングテクノロジー研究所
紺野剛史さん

例えば会社のエントランス。
カードや手をかざすことなく立ち止まらず通過したい。
登録者以外の人が来た時だけ閉じる。逆の発想にしたい。
簡単な入館システムを作りたい。

平太郎のへぇ~ポイント

ここで平太郎のへぇ~ポイント「遠くにいても照合可能」。

防犯カメラに映ってさえいれば遠くて薄暗い環境でも照合できるので使い方はさらに広がるかもしれません。

例えばコンビニなどの無人決済サービスも店頭の防犯カメラに映った時点で照合できれば、ゲートが開くのを待つ時間を減らしレジでの会計もよりスムーズになるといいます。

富士通
コンバージングテクノロジー研究所
紺野剛史さん

レジに歩く途中で何パーセントぐらいで「大浜さんだ」と分かると決済の時もスムーズに「大浜さん」と認証できる。

さらに検証を進めることで来年度の実用化を目指します。

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