ビジネス関連 ワールドビジネスサテライト

[WBS]中国・恒大集団"利払い実施"!デフォルトはいったん回避へ[恒大集団]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

中国メディアは10月22日、巨額の債務を抱え経営危機に陥っている不動産大手「恒大集団」が10月23日に猶予期限を迎えるドル建て債の利息を支払うと報じました。

これにより、デフォルト(債務不履行)は、ひとまず回避される見込みですが、今後も別の社債の利払い期日が相次ぐために綱渡りの経営はまだ続きそうです。

恒大集団

[blogcard url="https://www.evergrande.com/"]

10月22日、中国メディアは…

恒大集団は9月23日が利払い日の利息8,350万ドルを受託者にきのう支払った。

恒大集団が10月23日に猶予期限を迎えるおそよ95億円の利払いを実施すると報道。

これによりデフォルト(債務不履行)がひとまず回避されるとの見通しから香港市場では恒大の株価が前日から4.3%上昇しました。

こうした中、中国政府はリスクはコントロールされており、恒大集団の問題が中国経済に与える影響は限定的との見方を強調しています。

銀行保険監督管理委員会のリスク監視担当、劉忠瑞氏。

恒大集団の問題は1つの個別事象であり、個別企業の問題だ。

政治が法治化と市場化の原則にのっとり、法と規制にそってリスクを解消する措置をとっている。

ただ来週には9月29日に見送った分の利払いの猶予期限が切れるほか、年内に別のドル建て債の利払い日を相次いで迎えます。

恒大集団は利払いのための資金を捻出するために傘下の企業を売ろうとしています。

しかし、10月20日には不動産管理をする小会社の売却交渉が破談するなど資金繰りのめどは立っていません。

また懸念されているのは恒大集団の取引先が連鎖的に破綻することです。

実は負債総額33兆円のうち半分近くは取引先への未払金が占めています。

恒大集団と取引がある企業へ取材してみると…

非常に深刻だ。今社員の給料を払えない。これが1つ目の問題。

2つ目の問題は恒大が金を支払わないから私たちも取引先に代金を支払えない。

電気部品を作るこの会社は恒大集団からおよそ2,200万円の代金を受け取っていないといいます。

このため自分の会社も倒産の危機だとしています。

さらに恒大集団の危機はほかの不動産企業にも悪影響を及ぼし始めています。

北京市から車で2時間ほどの河北省・張家口市。

そこには来年開催される北京オリンピックをPRする看板が。

北京支局の佐藤真人記者。

あまり人が多くなく、賑やかでない土地ですがマンションの建設工事が進められています。

しかし、建設現場の隣りにあるモデルルームを訪ねると…

ドアに鍵がかけられています。

建物の模型は見えますが販売員の姿は見えません。

電話してみると…

夏に比べて冬は人が少ないから閉鎖した。

ここを開発する不動産会社の「花様年」は実は10月に入ってからおよそ200億円の債務が払えないとしてデフォルトを宣言しました。

恒大集団の経営危機が不動産業に対する金融機関の姿勢を厳しくし、融資の借り換えなどが難しくなっているのが原因と見られます。

中国メディアによると今年に入って不動産会社339社が破綻してということです。

今後の見通しについて専門家は…

中国の政治・経済に詳しいAISキャピタルの肖敏捷さん。

体力の弱いところ(会社)が淘汰されて倒産していくことは避けられない。

恒大だけでなく中国の不動産セクターはリストラ・再編を避けられない。

-ビジネス関連, ワールドビジネスサテライト
-,