エシカルバンブー株式会社
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続いてやって来たのは山口県防府市。
こんなのどかな場所に洗剤を作っている会社あるんでしょうか?
エシカルバンブー代表取締役の田澤と申します。
若干本社の建物も小さめですが…
こちらではどんな洗剤を作っているんですか?
田澤恵津子社長、
バンブークリアという竹と湧き水だけで作っている環境に優しい洗剤。
田澤社長が作っているのは医療用洗剤「バンブークリア」。
その売上げは?
事業を始めてからでいうと4,000万円。
今年に入ってからさらに売上げが伸びている。
たった3年でなんと4,000万円。なかなかの売上げ。
ところで全然関係ないんですが…
「ちなみにお酒はよく飲まれる?」
飲んでなくて、これはしゃべりすぎ。
みんなに酒焼けと言われるんですけどしゃべることが多いので。
決してお酒が好きなわけではないです。
「お酒は飲まれない?」
ちょっとだけですね。
どうも失礼いたしました。
お酒は嗜む程度の田澤社長が作るバンブークリア。
見た目は完全に透明ですが中には竹だけが入っているという。本当にちゃんと洗えるのか?
実際にバンブークリアを使って洗濯してみると…
あれ、洗っているのに泡がたたない。これで本当にキレイになるの?
そして選択が終わった服を見てみると、ちゃんとキレイになっている。
これはどういうことなんでしょう社長?
竹のミネラル分が衣類についている汚れや汗と混ざることで天然の石鹸になる。
なので特に泡がなくても汚れを吸着して繊維から剥がすことができる。
だから真っ白にするというより汚れを剥がすんです。
社長によると丈の成分にはケイ素とカリウムが含まれていて、これが服についた汚れや汗を吸い取ってくれる。
いわば活性炭が水をキレイにするのと近い仕組み。
しかしこんなスゴい洗剤、どうやって思いついたんですか?
もともとこの商品はあったんです。
その事業を私が事業承継した。
「もともとあったんですか?」
はい。
なんともともとこの地域ではこの竹の洗剤を作っていた!
実際の現場に行ってみると、そこはうっそうとした竹林と湧き水が流れる場所。
お年を召した方がたくさんいますが…
こちらがもともと竹の洗剤を作っていた方です。
この方が以前から竹の洗剤を作っていた伊藤清志さん(82歳)。
どうやってこの洗剤を考えたのですか?
40年くらい前から竹炭を焼いていた。
しばらく焼いたけど竹炭だけではどうにもならんということで1年間かけて竹の洗剤を完成させた。
実は山口県では昔から燃料用として竹炭を作る産業があった。
この竹炭を使って完成させたのが「竹の洗剤」なんです。
ポイントとなるのはやはりその竹炭作りということで作り方を見せていただくと…
まずは竹林から伐採してきた竹を天日干しし竹の水分を抜きます。
そして乾燥させた竹をこの土釜に入れ下から火をかけます。
この火加減がとにかく難しい。
竹の種類や気温などによって火の強さや焼く時間などを微妙に調整しなくちゃいけない。
これ長年の経験を持つ伊藤さんたちにしかできない作業なんです。
竹炭作りに携わる皆さんは平均年齢なんと86歳。皆さん大ベテランですね。
およそ1週間かけてできた竹炭とその灰をこちらの大きなタンクで湧き水と合わせゆっくりと成分を抽出していくんですが…
ここで驚きの光景が!
「飲んだ!」
「すいません、飲んじゃいましたけど大丈夫ですか?」
毎日やってる作業で実は大事な作業なんです。
もしよかったら味見してみますか?
「大丈夫ですか?」
ということで味見。
「水ですね。美味しい!」
水に入っているのは天然の竹の成分だけなので飲んでも大丈夫。これなら安全ですね。
溶かし始めは水の中に竹炭のつぶつぶが見えますが、2ヵ月間も経つと成分が溶け切って完全に透明に。
最後にもう一度ろ過したら完成。
環境に優しく体にも安全なこのバンブークリア。
現在は産婦人科などの医療現場でも活躍しているんだそうなでです。
環境に優しいバンブークリアでがっちり!
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