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[WBS] もう主役はビットコインじゃない!?イーサリアムを生んだ若き天才とは?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

現在、時価総額でビットコインに次いで第2位と急拡大している「ETHEREUM(イーサリアム)」。

今回、WBSはその生みの親であるヴィタリック・ブテリン氏に話を聞きました。

「ビットコインではできないことがイーサリアムならできる」と話すヴィタリック氏、仮想通貨を取り巻く現状をどう捉えているのでしょうか?

Ethereum Project

[blogcard url="https://www.ethereum.org/"]

都内で開かれたイーサリアムの講演会。

そこに現れたのはヴィタリック・ブテリン氏(24歳)。仮想通貨「イーサリアム」の生みの親です。

イーサリアムの一番いい点はいろいろなことに活用できること。

イーサリアムの時価総額はキヤノンやみずほフィナンシャルグループと並んで約5兆円。

2014年に誕生して、今ではビットコインに続く2位と急拡大を続けています。

イーサリアムを生んだ若き天才の声を聞こうと約400人の参加者が熱心に耳を傾けていました。

ヴィタリック・ブテリン氏

17歳の時にビットコインに出会ったヴィタリック氏。19歳の時、ビットコインにブロックチェーンの技術がどう使われているのかを見るため世界中を旅したことがイーサリアムを生み出すきっかけになったといいます。

ビットコインの仕組みは、その維持と運営のためだけに設計された。イーサリアムは通貨だけでなく他のアプリケーションでも使えるようにした。

ビットコインはブロックチェーンを使って取引のみ記録することができます。

それに対してイーサリアムは仮想通貨のやりとりだけでなく、契約の自動執行などもできるのでさまざまな企業間取引への応用が期待されています。

イーサリアムの活用を目指す企業連合にトヨタの小会社を始め、KDDIや三菱UFJフィナンシャルグループなども参加。

業界では仮想通貨の主役がビットコインからイーサリアムに変わるのは時間の問題との声も…

ビットコインは1日20万件しか取引していない。イーサリアムは1日70万件取引している。ビットコインではできないことがイーサリアムならできる。

現在1,500種類以上あるとされる仮想通貨。ヴィタリック氏はその多くは淘汰されると見ています。

昨年できた仮想通貨の半分はつぶれている。質の低いものが多いが、可能性の高いものは成長するだろう。イーサリアムで多くの人を助けるものが生まれればいい。

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