非常食の進化
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東急ハンズ新宿店の防災用品の売り場で販売されている非常食。
その中にはホリカフーズ株式会社が販売する「レスキューフーズ」シリーズの火がなくても温められる牛丼。
消費期限が5年もある井村屋株式会社の羊羹「えいようかん」などが販売されています。
東日本大震災以降、家庭や企業での防災意識の高まりました。
非常食を備える家庭や企業が増え、消費期限が近づくと食べるようになり、消費者がより非常食に美味しさを求めるようになってきました。
阪神大震災、東日本大震災以降、防災食品が美味しくなり、さらに種類も増えて選べるようになってきました。
非常食売り上げ個数(東急ハンズ全店舗)
イザメシ
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イザメシは杉田エース株式会社が販売する非常食シリーズです。
2014年の販売から約1年半でランキング3位に入る人気急上昇の非常食です。
消費期限は3年。
ラインナップは「ハンバーグ」や「肉じゃが」などの定番商品から、天然のダシで味付けした「おでん」や「ブリ大根」など全部で14種類。
家庭で食べるような手作りの味がする非常食です。
杉田エース株式会社は主に建築金物・建築資材を取り扱う商社です。
[blogcard url="http://www.sugita-ace.co.jp/index.html"]
東日本大震災で非常食を取り扱いましたが、その時に非常食の種類の少なさに気付きました。
そこで杉田エース株式会社が独自でイザメシを開発します。
開発チームの大半が女性。
非常食を実際に購入することが多い女性目線でイザメシシリーズは開発されました。
女性目線で作られたおかげで「保存料ゼロ」の商品となっています。
女性が「おいしい」と思うメニューを増やし、さらにパッケージにも非常食という表示は示さず、美味しさを全面に出したパッケージにしています。
食品として考えると非常食はかなり地位が低かった。飽食の時代で日本人は「おいしい」が当たり前。おいしさを追求していきたい。
缶 de ボローニャ
[blogcard url="http://www.bologne-corp.com/"]
京都で販売されていた高級デニッシュ「京都祇園ボローニャ」で人気店となった株式会社ボローニャFC本社。
2004年に発生した新潟県中越地震をきっかけに開発が始まった非常食用のデニッシュ。
海上自衛隊への導入を皮切りに、2007年から一般発売が開始されました。
お店で販売するパンの美味しさが再現された「缶 de ボローニャ」
非常食の「美味しい」というポイントがしっとり感。
従来の缶に入ったパンのイメージ「ぼそぼそしていて、パサパサで美味しくない」を払拭した非常食用のパンです。
美味しさが評判となり、今では1ヶ月待ちの人気商品となっています。
今年は昨年の注文の1.5の売り上げが見込まれているそうです。
アルファ米
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お水かお湯を注ぐだけで美味しいご飯が食べられるアルファ米。
尾西食品株式会社が開発した「アルファ米」は災害時だけでなく宇宙食や登山食としても利用されています。
1995年に発生した阪神大震災以降、それまで売り上げ1位だった三立製菓株式会社が販売するカンパンを抜いて1位をキープしている「アルファ米」。
消費期限は5年。
今年は昨年の売り上げ対比で2桁以上の伸びで売れているそうです。
東日本大震災から5年
東日本大震災から5年の歳月が経ちました。
非常食の消費期限が5年のものが多いです。
家庭や会社にある非常食は今年が買い替え時期です。
消費期限の再確認をしてみましょう!