扱いやすさに加え、吸引力が強くなったことで市場が急拡大しているスティック型の掃除機。
その国内シェア5割を占めるとされるのが王者イギリスのダイソンです。
その牙城を崩そうと国内外から多くのメーカーが新製品を投入し競争が激化しています。

エレクトロラックス・ジャパン株式会社
[blogcard url="http://www.electrolux.co.jp/"]
スウェーデンの老舗家電メーカー、エレクトロラックスが開いた新商品発表会。

11月、日本市場に新たなコードレスのスティック型掃除機「ピュア・エフ・インシリーズ」を投入します。

金子律人記者、
この商品、最大の特徴がモーター部分が上にあがってくること。
こうすることでソファーの下の狭い隙間にもヘッドが入っていく。

これまで本体の下側にあったモーターなどを搭載したメインユニットを世界で初めて上下にスライドできるようにしました。

床を掃除する時はユニットを下げることで手首への負担が減り、操作性が向上します。

ユニットを上にすればソファーの下だけでなく、高い場所を掃除する際も簡単に持ち運びができるのです。

エレクトロラックス・ジャパンの長岡慶一社長は、
ガチャンガチャンと組み替えられる。ちょっと「メカっぽい」。

そのメカっぽさで狙うのが男性ユーザーの獲得です。

エレクトロラックスのスティック型掃除機の国内シェアはおよそ10%。

主婦以外の需要を掘り起こし拡大を図る考えです。
男性に買ってもらうことを打ち出した掃除機は今までなかった。

国内市場はスティック型掃除機が好調で去年の販売台数はおよそ20%伸びました。

およそ100年前、世界で始めて電気式の掃除機を発売したエレクトロラックス。

各社が特徴的な商品を相次いで投入する中、シェアを伸ばせるのでしょうか?
国内市場は1社外資の大きい企業(ダイソン)があり、それ以外「全部2位」で団子状態。

私どもはグローバルなパイオニア。

スティック掃除機市場で製品のイノベーションを引っ張っていきたい。

ダイソン株式会社
[blogcard url="https://www.dyson.co.jp/"]
一方、日本市場でおよそ5割のシェアを持つとされるダイソンは…

ダイソンのチーフエンジニア、ジェイク・ダイソン氏、
競合環境にいらだちを感じる。私たちがスティック型掃除機の市場をつくった。

他社がいかにダイソンの商品をコピーしているか見ている。

類似品の登場にいらだちを見せたのは創業者の長男で次期社長と目されるジェイク・ダイソン氏です。

アメリカではダイソンキラーと呼ばれるスティック型掃除機「シャークニンジャ」が登場。
シェアを奪われました。

市場が成熟化する中、ダイソンが10月23日に発表したのが、

新商品のエアラップです。

巻き髪やなめらかな髪を髪を傷めずに思い通りにできる。

今まで掃除機で培ったモーターの技術を応用したヘアドライヤーです。

髪の毛が濡れた状態で使えるのが特徴で、髪の毛を乾かすのと同時にセットができます。

須黒清華キャスター、
巻き付いた、不思議ですね。

この製品、コアンダ効果と呼ばれる高速、高圧の気流が物の表面に沿ってはりつくように流れる現象を活用。

この効果で髪の毛を引き寄せるように巻き付け乾かします。
ちゃんと巻けました。
ちゃんと乾いています。毛先まで、

電気自動車
王者ダイソンは蓄積したモーター技術の応用で成熟する掃除機市場の先を見据えます。
ダイソンがこれまで作ってきた全ての技術をまとめることで画期的な商品になり、電気自動車の発展に貢献できるのではないか。

EV(電気自動車)を開発中のダイソンは10月23日、シンガポールで製造すると発表。
2021年に最初の車を発売する予定です。
