駅弁屋 祭 グランスタ店
東京駅の構内にある「駅弁屋 祭 グランスタ店」。全国各地から毎日、駅弁を取り寄せています。
一番人気、山形県の「米沢名物 牛丼弁当 牛肉どまん中」。その他、都内の老舗の味が詰まった「東京弁当」など実に200種類以上の弁当を扱っています。
お客様に話を聞いてみると、
何回来てもいろんなものが買える。
「なぜこれにした?」
この前、島根県に行って食べたら美味しかった。日持ちがしないので持って帰れない。東京駅で買うとは思わなかった。
販売数
来客数は1日7,000人以上という大賑わいなのです。
一体、駅弁はどのくらい売れているのでしょうか?
「駅弁屋 祭 グランスタ店」の長田一範さんによると、
1日1万個以上売れている。
「お客様がいない時間帯はある?」
ありません。
営業時間は午前5時30分から午後11時までの17時間30分。
実に6秒に1個売れている計算となります。
売り場
「本当に駅弁の補充が大変だと思いますが?」
いろいろ売り場に工夫がある。
売り場の至る所に駅弁を効率良く販売する工夫があるといいます。
担当者が案内されたのはバックヤード。ここに隠されたある秘密とは?
こちらです。
「売れた駅弁を裏から補充」
1日1万個売る工夫、それはバックヤードからの品出し。混雑している時間帯でも効率的に補充することが可能になっています。
さらに入口付近には迷わずに選べる売れ筋商品を配置。
また中の売り場は広めの動線を確保しています。
幕の内や期間限定の駅弁をゆっくり品定めしても渋滞が起こらず、台車でも補充が行なえます。
株式会社日本レストランエンタプライズ
徹底した売り場作りの裏には駅弁業界が抱える危機感がありました。
日本レストランエンタプライズの倉持幸司さんは、
各地の駅弁会社は減っている。東京駅で郷土の味を楽しむ、駅弁ならではの楽しみを東京駅から発信する。
200種類以上、それは全国の駅弁を盛り上げたい東京駅ならではの取り組みです。
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