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[WBS]エバラ食品工業!東証市場再編で下した決断[エバラ食品工業株式会社]

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東京証券取引所は4月から株式市場を再編します。現在は東証1部、2部、マザーズ、ジャスダックと分かれていますが、これをプライム、スタンダード、グロースの3つにすることになります。

そして1月12日、この3つの市場それぞれにどのような企業が所属することになるのか発表されました。

この中で番組が注目したのは焼肉のタレなどで知られるエバラ食品工業です。現在、東証1部に上場していますが、ある決断を下しました。

東証1部→スタンダードへ!エバラ食品 決断のワケは?

焼肉のタレでおなじみのエバラ食品工業。現在、東証1部に上場していますが4月の市場再編に伴いある決断を下しました。

エバラ食品工業の森村剛士社長。

スタンダード市場を選択した。

荏原食品は現在、プライム市場の基準を満たしていながら、あえてスタンダード市場を選んだのです。

その理由を森村社長はこう説明します。

株主が安心して株式を保有売買してもらうにはスタンダード市場を選択し、安定した環境で売買してもらえれば。

プライム市場の上場基準では株式の平均売買代金が1日2,000万円以上が求められます。しかし、エバラ食品の場合、多くの個人株主が長期保有を希望しているためプライム市場に上場すれば将来的にこの基準を維持できず上場廃止となるリスクがあるのです。

もう一つスタンダード市場を選択した理由が研究開発などへの資金の投入です。

この日、研究所で進められていたのは鍋の素などのプチッとシリーズの新商品開発。

研究部門の社員。

もう少し色が濃くてもいい。

1人前から料理が手軽に作れるプチッとシリーズは年間50億円以上を売り上げる大ヒットシリーズです。

エバラ食品ではプライム市場に上場するには情報開示などのためのコストがスタンダード市場より数千万円多くかかると見ていて、そうしたコストより商品開発などに資金を投入していく選択をしたのです。

開発に経営資源を割いていただければどんどんチャレンジしやすくなる。

おもしろいものを作れる環境になるのでは。

新規事業、海外事業、設備投資というような商品、質、サービス向上に関わる費用に経営資源をより投下していきたい。

東証4月に市場再編へ!「プライム」の顔ぶれは…

エバラのように東証1部からスタンダードを選択した企業は344社。

外食チェーン「串カツ田中ホールディングス」もスタンダードを選択。

中堅企業であり分相応に判断したとしていて今後、業績が拡大すればプライムへの移行も検討したいとしています。

一方、プライムに移行する企業はトヨタやソフトバンクグループなど1,841社と全体の84%にも及び、東証1部とほとんど顔ぶれが変わらないことに。

東京証券取引所の山道裕己社長。

企業価値向上に向けた長い道のりのスタートライン。

再編によって各市場の特徴を明確にし、企業価値を向上させて国内や海外投資家の活発な投資を呼び込むという東証の狙いは成功するのでしょうか。

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