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[モーニングサテライト]【輝く!ニッポンのキラ星】厚さ2mm実現までの苦悩!新潟・三条市発鋳物メーカー[株式会社三条特殊鋳工所]

モーニングサテライト

地域の頑張る企業を取り上げる「輝く!ニッポンのキラ星」。

今回は新潟からです。

有名な料理人たちが愛用するホーロー鍋の人気の秘密とは。

株式会社三条特殊鋳工所

鋳物の製造および後加工のご相談など鋳物のことならサントクへ | (株)三条特殊鋳工所
厚さわずか2mmのダクタイル鋳鉄。「世界一軽い、鋳物ホーロー鍋。」 【ユニロイ】 を生み出した、燕三条の町工場。 たくさんの笑顔創造のために、確かな技術と、きめ細やかなサービスで、多くの鋳物製品を生み出すことに、全力で取り組んでいる 鋳物メーカーです。

東京・渋谷にあるイタリアンレストラン「Tharros」。

名物メニューに使われているこちらの鍋。

いま国内外のレストランで人気を誇っています。

Tharrosのオーナーシェフ、馬場圭太郎さん、

これは世界一軽い鋳物のホーロー鍋。

今までも鋳物の鍋を使っていたが3倍くらい重さが違う。

煮込み料理に適したホーロー鍋、ですが重すぎるのが難点でした。

そこで鍋の厚みを2mmと通常の半分ほどに抑えることでおよそ2.5kgという軽さを実現しています。

女性でも簡単に運べて持ちやすい。

熱が素材にじっくり伝わる。

できあがりがふっくらする。

素材を生かしておいしさを引き出すには最適な鍋。

重くて扱いづらいといった鋳物のイメージを軽くて扱いやすいものに変えたのがこのユニロイです。

ミシュランを獲得するドイツのシェフを始め、国内の有名フレンチやイタリアンなどで使われ、累計2万個以上売り上げています。

金属加工で知られる新潟県三条市。

江戸時代、釘の製造が奨励され鍛冶業が盛んに。

大正以降は工具や刃物の加工で発展してきました。

そしてここにユニロイを開発した企業が。

1961年創業した三条特殊鋳工所。従業員42人。

売上は10億円に上ります。

三条特殊鋳工所の内山照嘉社長、

ダクタイル鋳鉄を得意としている。

強度が出て延びも出る強靭な鋳鉄。

ダクタイル鋳鉄とは鉄にマグネシウムなどを加えて強度を増した金属で自動車部品などに使われます。

薄くて軽い鍋を作るのに適した材料ですが、冷えるとすぐに固まってしまう加工しにくい金属です。

これを砂の型に流し込み鍋を作ります。

鋳型の中に非常に薄い空間がある。

溶湯が冷めながら流れていく。薄いとすぐ冷めるので最後まで流れつかずに途中で固まってしまう苦労があった。

その問題を解消するため・・・

立ち上ってきたのは蒸気。300度近い熱風で型を温めることで金属が固まることなく行き渡るように。

薄いものだから流し込めば簡単に出来るだろうと思っていた。

100個中10個か20個しか良品がでなかった。

400~500回くらい試作してやっと行き着いた。

さらに鍋蓋にはある工夫が。

裏側に4つの円が出っ張っている。

蒸気が蓋にくっついて水滴になって出っ張りのところで溜まって鍋の中に戻る。

うまみを逃さない仕組み。

鍋本体から取っ手まで継ぎ目がありません。

これは溶かした金属を型に注いで作る鋳物の特徴で、デザインだけでなく耐久性も優れています。

実はこの会社、元々は下請け専門でした。

農機具、農業機械関係。

父が創業した時から下請け部品だけを作っていた。

最初は農業機械が多くて途中から約80%自動車部品を作っていた。

転機となったのは2008年のリーマンショック。下請けの仕事が激減し、売上は60%減少。

そこで、

鋳物の薪ストーブを作った。デザインコンペで大賞を頂いた。

それが話題を生み、キッチン用品の依頼が舞い込み、試行錯誤を続けること2年半。

2014年、ドイツの世界最大級の展示会でユニロイを初披露。

すると今までにない軽さをもつ鍋は大ヒット。

特に今年はコロナで料理の機会が増えキッチン商品の需要が増加。

売上1億円以上と去年に比べ2割増えています。

自社開発のキッチン商品は今や会社の売上の1割を占めるまで成長しています。

下請け部品の売り上げが5割、自社商品が5割まで行きたい。

国内で撹拌することはもちろん海外に広げていきたい。

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