ダイナミックプラス株式会社
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3つ目のねだんビジネスはダイナミックプラスという会社。


「ねだんビジネスでがっちりって聞いたんですけど?」

がっちりです!

がっちり!

なんとも景気の良い笑顔の平田英人社長。

早速儲かりねだんビジネス教えて下さい。

我々のねだんビジネスはダイナミックプライシング。

ダイナミックプライシング

平田社長が行っているのはサービスの値段を儲かるように上げ下げするというビジネス。

以前アパホテルさんが部屋の空室具合を見ながら1泊の料金を上げ下げしていましたよね。あれもダイナミックプライシング。


平田社長が値段の上げ下げを請け負っているのが、
横浜F・マリノスのホームスタジアム、日産スタジアムです。

約7万2,000席あります。

スポーツの席、これはかなりのビッグビジネス。

サッカーJリーグの横浜マリノスは2年前から15種類あるチケットの種類ごとのチケットの決まった定価ではなく試合の日まで上げ下げさせて販売させている。

横浜マリノスのマーケティング本部、永井絋さん、
例えばサポーターズシートの自由席。

ゴール裏。

標準価格が2,500円。

同じ試合でもあるタイミングで2,100円で買えたり、3,300円になったり。

「毎日ですか?」
毎日です。

確かにチケットが高すぎてお客様が入らないのは全然ダメ。

安くしすぎてすぐに売り切れてもクラブは儲からない。

丁度よい値段で満席になるのがベストってワケ。
例えばどんな感じで値段を上げ下げするのかというと、

昨年、横浜F・マリノスとヴィッセル神戸の試合、ある席の価格の推移。

2019年5月18日に行われた横浜F・マリノス対ヴィッセル神戸なんですが、ある日グーンと値段が動いている。これは一体?

初めて日産スタジアムで横浜F・マリノスとイニエスタ選手が来てから戦う試合。

試合の1ヶ月前、試合相手の神戸に世界的スーパースター、イニエスタ選手が初めて日産スタジアムにほぼ出場するとの情報が、これを受けてメインのSSS席の値段が倍に上昇したんです。

しかし、
「ガクンと下がってますね。」

実は試合日に近づいてきたとき、あれ、イニエスタ選手出ないぞっていう話が出てくると需要が下がって価格も下げた。

さらに平田社長によると値段を上げ下げすることで儲け以外にも意外なメリットがあるらしい。

転売が抑止されるメリット。

あまりに安い定価のままだと転売目当ての人が真っ先に買い占めて高額な値段で転売してしまう。

なので値段を上げて適正価格にすることで本当に試合を観たいファンがお金を払い、クラブがちゃんと収益を得られるってワケなんです。


しかし、ダイナミックプラスがスゴいのはここから!

さらに進化したねだん技術があるんです!

それは、
1席1席の価格を変動させる仕組みを提供する。

これまでスポーツの試合では大まかなエリアごとに値段を付けていたのでエリアの中の最前列と最後列でも値段は一緒。これでは後ろの席の人はお得感がない。

だったら1席1席に値段を付けて1席ごとに適正価格を出そうというもの。

では実際にどんな感じになのか?

あるプロ野球球団の席の値段を見てみると…

33列目21番席は5,534円。

一つ前の席だと5,557円と23円アップ。

そのお隣の席になると5,036円と571円ダウン。

なんと1円単位で1席のねだんを決めているんです。

1席1席どうやって値段を決めているのか?実はそこにはスゴイ技術が。

1つ1つの席がどのように売れたかのデータ。

こちらの会社ではスタジアムの席がどこからどの順で売れていくのか全試合データを取っている。

早く売れる席は価値の高い席として何試合も分析をして細かく値段を設定していくんだとか。

現在Jリーグが10クラブ、プロ野球チームが4チーム、平田社長の会社が運営しているシステムを使ってダイナミックプライシングを導入している。

平田社長の会社は売れた分から数%の手数料をもらうって仕組み。

気になる売り上げは?

1年前に比べて6倍。

「ン億円?」
ン億円ですね!

ダイナミックプラスはダイナミックプライシングでがっちり!

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