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[WBS] [白熱!ランキング]進化する自治体アンテナショップ!

2017年6月30日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

東京・銀座。沖縄県の第3セクターが運営する自治体アンテナショップ「銀座わしたショップ」。

休日のこの日、店内を覗くと大賑わいです。

めんそーれー、いらっしゃいませ!

店内は沖縄の特産品ばかり。泡盛だけで300種類。品数は合わせて6,000品目にのぼります。

お客様は、

旅行している気持ちになるところが良い。

こうしたアンテナショップは特産品の販売などを通じて都会の消費者に自治体の魅力を伝えることが目的です。

東京都内では銀座と有楽町を中心に35の自治体がアンテナショップを出店。10年前の3倍ほどに増えています。

いまや国産品の販売にとどまらず進化する自治体のアンテナショップ。その来店者数ランキング!

8位~10位

順位
8位高知
76万人
まるごと高知
9位三重
74万人
三重テラス
10位山形
66万人
おいしい山形プラザ

まずは10位から8位。年間の来店者数が60万人を超えています。

三重テラス

9位は三重県の三重テラス。

特徴は特産品売り場の隣にあるレストラン。三重県の高級食材を一流のシェフが料理をするお店です。

なかでも人気は6,000円のランチコース「御食つ国(みけつくに)」。伊勢海老のパスタに松坂牛のもも肉のグリルなど豪華なメニューが味わえます。

お客様は、

ちょっとビックリした。これだけグレードの高いものを食べさせてもらえたから。

三重のアンテナショップを統括する県の担当者、三重県雇用経済部の高部典幸さんは、

プロが作った三重の食材を使った料理をガッチリと食べてもらう。

5位~7位

順位
5位広島
86万人
ひろしまブランドショップTAU
6位長野
81万人
銀座NAGANO
7位宮城
80万人
宮城ふるさとプラザ

続いて7位から5位。それぞれ80万人を突破しました。

銀座NAGANO

6位は長野県の銀座NAGANO。

入口付近のカウンターではソムリエが勧める長野県産ワインを味わえます。

さらに長野県信州首都圏総合活動拠点の保科宗継次長は、

こちらが長野県の移住交流センター。

長野県への移住に関するパンフレットが所狭しと並んでいました。

ブースでは県の担当者に直接移住の相談ができます。

このような取り組みが功を奏し長野県への移住の相談件数は1万2,000件を超え全国トップとなりました。

住んでみたいと興味を持ってもらった時に気軽に相談に行ける場所であることが一番大事。

5位~7位

順位
2位栃木
144万人
とちまるショップ
3位沖縄
140万人
銀座わしたショップ
4位新潟
101万人
表参道・新潟館ネスパス

続いて4位から2位。冒頭で紹介した沖縄などいずれも100万人の大台を超えました。

1位

順位
1位北海道
220万人
北海道どさんこプラザ

北海道どさんこプラザ

栄えある1位は「北海道どさんこプラザ」。

来店者数は220万人。売上高は10億円を突破しました。

ユニークなのが「ルーキーズステージ」というコーナー。北海道の中小企業が開発した地元でしか売っていないような新商品が並びます。その数、なんと80種類以上。

商品の棚には「1stステージ」の文字が書かれています。別の商品には「2ndステージ」と書かれています。

商品を置いてから最初の3ヶ月間はファーストステージ。そこで売上高上位半分の商品がセカンドステージに進出し、さらに3ヶ月販売が継続されます。そのセカンドステージで最も売れた10商品は定番商品入りを果たす仕組みです。

4月に定番消商品入りを果たした商品のひとつが札幌市の中小企業、佃善の新商品「じゃが豚チーズカレー」。

北海道産の野菜と豚肉を同じく北海道のジャガイモを使ったモチモチの生地で包んだものです。

アンテナショップで置かれてから売り上げは2倍に増えたといいます。

北海道どさんこプラザ有楽町店、川合洋平店長は、

北海道の事業者がより豊かになるようにチャンスに恵まれるようにする役割がある。

進化を続けるアンテナショップ。その人気は今後も続きそうです。

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