今アツい!ドンキオリジナル商品「情熱価格」
1兆円儲かる秘密⇒商品名が長すぎ
実はドン・キホーテのお店で今ある種類の商品がグイグイ売上げを伸ばしているらしい。
それがでっかく「ド」の文字が踊るドン・キホーテオリジナルブランド「情熱価格」。
食料品から自転車やペット用品など4,000点以上。これが…
PPIH 広報室
小栗いつかさん

12月でいうと昨対120%。
なんでも情熱価格、昨年2月に大きくリニューアルしたところ売上げがグンとアップしたらしい。
一体何を変えたのか?
こちらリニューアルする前と後のチョコのパッケージ。もともとの商品名はというと「やさしい甘さのチョコケーキ」。一方、リニューアル後は「お待たせしました!10秒に1個のペースで食べられる冬の大人気商品が今年も登場!やさしい甘さで、多くの人がリピーターになっています。まずはチョコっと試してみて!やさしい甘さのカカオケーキ」ここまでが商品名。長っ!
そう、PB商品が独特!名前「長すぎ」作戦
ドン・キホーテの1兆円儲かるヒミツ
PB商品が独特!名前「長すぎ」作戦
どうやってこの商品名を決めているのか、スタッフはその会議現場へ。

味が今回珍しくおいしいという評価しかない。
商品名を決めるのは4月の発売予定、紅しょうが味のおせんべい。
どうやら事前にとった社内アンケートで「美味しい」と答えた社員が多かったらしい。
すると…

全員が従業員全員がおいしい。
トークから出てきたキーワードをそのまま書き起こしていく。
ドンキスタッフ

この商品を作るにあたって何度も試作は行って頂いた?
ドンキスタッフ

半年くらいかかりましたよね?
製造メーカー

練り込みの紅ショウガのサイズ感を何回も変えさせて頂き。
さらにキーワードが追加されていく。30分ほどで20個ものキーワードが!
ここから絞って商品名にしていくようなんですがポイントは…
ドン・キホーテ
PPIH PB企画開発部
亀岡利真さん

現場の意見、開発、メーカー、全部の意見を活かし、ダイレクトに反映させるのが一番伝わる。
そう、作り手の熱が伝わる言葉を選ぶ!
「からあげ好きの担当者が試食に試食を重ねてたどりついた美味しさ」
「ナッツを愛しすぎた担当者が独断と偏見で決めた」
など「担当者」とか「何度も」と入れると熱が伝わりやすいんだとか。
で、今回最終的に決定した商品名が「最後まで美味しい紅生姜せん 「紅生姜好き」に絶対「美味い」と言ってもらいたい!生地に練り込む紅ショウガのカットサイズ、配合比を何度もやり直し約半年…老舗米菓メーカーのプライドとドンキの情熱から遂に登場」。やっぱり長いけど納得。
さて、PB開発の責任者、亀岡さんも持っている源流、常にマイバックに忍ばせ電車の中でも読むという愛読者。
商品作りで常に大切にしている言葉があるそうで…
ドン・キホーテ
PPIH PB企画開発部
亀岡利真さん

源流の62ページ。「相手の立場になって発想せよ」。
「いかなる時も『主語の転換』を心がけ、相手の立場で発想せよ」
自分だけの思いだとお客様に伝わらない。
我々の環境とお客様の買う環境は違うので、お客様の立場になって考えたのかどうかという確認。
さらにスタッフ、ちょっと気になっていたある条文についても亀岡さんに聞いてみた。
番組スタッフ
76ページ 第一条。

ドン・キホーテ
PPIH PB企画開発部
亀岡利真さん

威張るな。
私が言って部下が萎縮すると相手の立場になって考えられてない。
常に威張っちゃうと萎縮しちゃう。常に部下と目線は同じ。
部下
伸び伸びと仕事がしやすい。だからこそ仕事が面白い。
楽しく仕事ができる環境だなと。

ドン・キホーテ
PPIH PB企画開発部
亀岡利真さん

言わせてませんので。