Dr.ストレッチ
[blogcard url="http://docst.jp/"]
マッサージでもないし、指圧でもないし、リラクゼーションでもない、ストレッチです。
入店すると、まず店に置いてあるジャージに着替えます。
そしてストレッチを始める前に筋肉の柔軟性をチェック。
大浜平太郎キャスターの柔軟性は山本渉史トレーナーによると
いまこの状態で肘が曲がっている。腕が耳より前に出ている。肩甲骨周りがすごく硬い。
大浜平太郎キャスターは肩甲骨の周りの筋肉が硬いため腕がまっすぐ上がらないと指摘されました。
チェックが終わると、ストレッチがスタート。
リングでプロレス技をかけられているみたい。
40分のストレッチを受けた大浜平太郎キャスター。
耳の後ろまで上がる。無理していない。
真っ直ぐ上がらなかった腕がストレッチ前より上がるようになりました。
Dr.ストレッチは現在、全国に107店舗を展開しています。
料金は40分4,600円から。
運動不足などで肩こりや腰痛に悩むサラリーマンに人気で、都心の店舗では休日は予約が取れないほどです。
株式会社フュービック
[blogcard url="http://fubic.com/"]
Dr.ストレッチを運営する株式会社フュービックの黒川将大社長。
このビジネスを思いついたのは8年前、怪我をした長男のリハビリがきっかけでした。
ストレッチを息子にすることを目的に最初覚えた。息子にかけながら一般の人にもいいんじゃないかと。
オープンから6年で店舗数を急激に増やしたDr.ストレッチ。
それに伴い直面したのがトレーナー不足でした。
そこで目を付けたのが
スポーツを頑張ってきた人たちの求人がうまくヒットした。
実はDr.ストレッチのトレーナーの約95%が元アスリートです。
大浜平太郎キャスターのストレッチを担当した山本渉史トレーナーも
ずっと野球をやっていた。専門学校まで日本でやっていて、オーストラリアに単身で渡り、その次はアメリカ。
山本渉史トレーナーは2015年まで海外のプロチームに参加。しかし怪我の影響で引退をしました。
次の就職先に困っていたとき、Dr.ストレッチに出会ったのです。
就職活動は大変だった?
そうですね、なかなか難しかった。好きなことに打ち込んできているので就職の時、受け皿が少なかった。
トレーナー不足の解決策として注目したのがアスリートの第二の人生。
元アスリートたちを積極的に雇用しました。
研修場
東京・新宿区にあるDr.ストレッチの研修場。
入社したトレーナーは全員、ここでストレッチについて学びます。
現在70人が研修中です。
骨盤はいろいろな形で動く。
ストレッチを監修するのが山口元紀トレーナーです。
アメリカ・メジャーリーグのチームでもトレーナーを務めた経験の持ち主です。
ここから、こっちに動かすイメージ。骨盤の動きに意識してほしい。上に行くイメージ。
100種類以上のストレッチや接客などのカリキュラムを終了するまで店頭に立つことができません。
研修期間は2ヶ月から10ヶ月ほど。
年収は260万~550万円程度になります。
スポーツに特化して取り組んできているので勉強をしてこなかった人も多い。そこよりも人柄に注目した。後で仕事のやり方は僕たちが教えればいい。
横浜FC
元アスリートの採用に力を入れる黒川将大社長。
ある場所に向かいます。
今から向かう場所は?
人材獲得のカギになる場所。
到着したのは横浜FCの練習場です。
横浜FCはJ2に所属するサッカーチームで元日本代表の三浦知良選手、通称キングカズなどが在籍しています。
試合を数日後に控えたこの日は1時間の全体練習を行っていました。
黒川将大社長が声を掛けたのは元アスリートのトレーナー、富澤樹也さんです。
選手が頑張って、試合で結果を出していて嬉しい。
実はDr.ストレッチは横浜FCなどにトレーナーを無償で派遣しているのです。
プロのアスリートへのストレッチを通じてトレーナーたちが技術を磨くのが狙いです。
そこへ突然、横浜FCの会長で元サッカー日本代表の奥寺康彦さんが現れました。
きょうは?
富澤トレーナーがどんな感じでやっているか見に来た。
選手たちはすごく喜んでいる。
トレーナーみたいな仕事を目指して就職してくる元アスリートが多い。
選手たちもセカンドキャリアに目覚めて取り組んでくれると、手に職を持つようなものだから、一つのきっかけにはなる。
実はトレーナーの派遣を通じて、Dr.ストレッチでの「第二の人生」という選択肢をプロ選手たちに知ってもらう狙いもありました。
選手同士の口コミでDr.ストレッチの知名度が上がっていくことは大切。
永田拓也選手に「Dr.ストレッチでのセカンドキャリアについて」話を聞くと
機会があればぜひ、僕でも力になるのであれば。
黒川将大社長はアスリートの第二の人生には様々なビジネスチャンスがあると語ります。
少年野球などのコーチの派遣ができるのでは?
10月からコーチを派遣するサービスを始める。スポーツを頑張ってきた人たち、その経験が生きないのはもったいない。少しでも行かせる「場づくり」ができれば。