皆さんはオフィスや会議室などで照明が気になったことがありませんか?
明るかったり、暗すぎたりと…
そんな中、部屋の中にいる人数に応じて色や明るさを変えるシステムが登場しました。
オフィスでいかに快適な光を使って生産性向上などに結びつけるか。
働き方改革につなげる新たな照明技術を取材しました。
大日本印刷株式会社
[blogcard url="https://www.dnp.co.jp/"]
東京ビッグサイトで3月5日から始まった照明などの見本市。
大日本印刷が提案していたのが光を発する壁です。
例えば4人でのミーティングのシーン。
1人が一方的に淡々と喋ること30秒…
「いま赤に変わりましたけど、これは?」
大日本印刷の北村謙治さんは、
一方的にしゃべりすぎていて、それに対して打ち切れというサイン。
壁には埋め込まれたLED。
発言が減ってくると緑に光って発言を促し、ややヒートアップしたときには心を鎮める青に変化します。
センサーが参加者の人数や動き、声のトーンなどを感知し、壁の色を変えていきます。
次に取るべき行動を光で促すことで会議の効率化につなげるのが狙いです。
空間自体が能動的に場の状況を把握して働く人たちへアクティブにその場で働きかけてサポートする役割を果たせればと考えている。
大日本印刷では来年度中の実用化を目指すといいます。
Waldmann
働き方を意識した提案はほかにも。
ドイツメーカー「バルトマン社」のオフィス向けのライト。
大部分が天井側を照らして直接光が当たらないようにしています。
さらに照明の色が太陽のように夕方になるにつれて赤みを帯びる機能を搭載。
人間の体内時計に合わせることでストレスを軽減する狙いがあります。
パナソニック株式会社
[blogcard url="https://panasonic.jp/"]
その他にもパナソニックは電球の周りにスピーカーを付けた商品を発売。
オフィス空間で照明単体としてではなく、音のほかにも映像などの機能を加えることで商機があると見ています。
パナソニックの丸山英治さんは、
LED化による省エネは一般的。音・空気・映像など異分野と融合して新しい価値を創造する。それを提供してオフィスの働き方の活性化につなげる。