大日本印刷株式会社
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全日本いれものウォーズ!

まず最初は東京・新宿に超ビッグなビルを構える大日本印刷。

このスケール感、相当儲かっているんじゃないですか包装事業部の森さや香さん、

大日本印刷株式会社、売上げ1兆4,000億円。

世界最大規模の印刷会社。

大日本印刷はといえば巨大な印刷の会社。

本や雑誌はもちろん、ポスターやチラシ、企業の会社案内のほか、クレジットカードの表面の印刷など色々印刷している。




でも印刷会社って「いれもの」も作っているんですか?

紙の印刷からキャラメルの箱など外箱の印刷事業へ発展した。

印刷画できるのでいれものも作ってしまおうと。

印刷から始まって今ではいれものそものもを作る会社としてもかなりビッグな大日本印刷。

常に新たないれものを発明して、毎年なんと500もの特許を出願する技術力。

例えば最近増えているコンビニのお惣菜。これを入れるいれものも大日本印刷。

ポイントは電子レンジで温めた時、パンパンになると蒸気を逃がせる技術。


おかげでレンジに袋ごと入れられる。
さらにサプリメントなどが入る開封したらもう一度封ができるパッケージも大日本印刷。

特徴は手で開けると切れ目がズレるようになっているということ。

こうすることで開け閉めしやすくなるいって細かい!
確かにいれもの業界の発明王、大日本印刷ですが今年の2月とんでもないいれものを発表!

というので開発チームの山岡貴世さんの元へ。
では発表していただきましょう!
我々が開発したスゴいいれものはこちらです!

紙コップかな?

「見た目そんなにスゴそうじゃない。一体何?」

電子レンジで温め可能な紙コップ。

大日本印刷が開発したのは電子レンジで温めることができる紙コップ。

冷凍食品、チルド惣菜、中食市場に展開を考えている。

紙カップをレンジでチンできるので冷凍チャーハンやおかずをプラスチック容器に入れなくても済むからとってもエコと食品業界でいま話題騒然なんです。


そもそもなぜ紙カップが電子レンジで温めることができなかったのかというと・・

こんな感じで底の部分が焦げちゃうことがあるから。

大日本印刷はどうやって焦げをなくしたのかというと…・

そのヒントはカップの裏側。一般的なものに比べると形がちょっと違う。

この独特な形こそ焦げないポイント。

そもそも一般的な紙カップはなぜ焦げてしまうのか?

電子レンジのマイクロ波が当たり、そこで発生した熱を逃がす場所がないため焦げてしまう。

一般的な紙カップの断面。

実はこの一番下の空間に電子レンジで温めた時に熱がこもることが焦げる原因。

ということで大日本印刷が考えたのは焦げる空間を無くしちゃおうということ。

「無くした?」
それがスゴいんです。

「ホントにスゴいんですよね?」

スゴいです!スゴいです!

そこで新型紙カップはカップの足の部分を中に折り込んで空間を無くすことに。

なるほど確かに内側に折っている。

実際に温めてみると…
あらホントだ!底の部分が全然焦げていない。

でもぶっちゃけそんなに難しい技術ではなさそうな…

しかし!

新しい紙カップは構想から5年かかっている。

胴体とくっつけやすくするため足の長さを長くしすぎると紙の反発が強くくっつかない。

逆に短くしすぎても接着面が狭くなりくっつかない。

電子レンジ1台1台、ワット数を変え、置き場所も微妙にずらしながら焦げれば設計し直し、そしてまたチェックと地道な作業を5年続け、焦げない紙カップがようやく誕生したそうです。



温めても安全な紙カップではっちり!

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