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[WBS][どう変わる?働き方]9割が「満足」の早期退職とは[株式会社電通]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

新たなシリーズ企画「どう変わる?働き方」です。

新型コロナの影響もあってここにきて一つの会社で定年まで勤め上げる、いやゆる日本型の雇用に変化が生まれています。今回は否定的に受け止められることもある企業の早期退職制度に新たな仕組みを導入して退職した9割以上の人が満足と感じているというその取り組みを取材しました。

9割が「満足」の早期退職。

東京・人形町にあるとあるビル。

ここ数年流行りのシェアオフィスのようですが利用者を見ると年齢層は高めの人ばかり。ここにいる人たちにはある共通点が…

電通時代は主に営業職。

電通のソーシャルソリューション局というところにいた。

全員が大手広告代理店の電通出身なのです。

実は電通はおよそ1年半前、大規模な早期退職を実施しました。このとき応募したのはおよそ230人。

このオフィスはその230人が自由に利用できる場所になっているのです。

退職者を支援するのが電通の小会社「ニューホライズン コレクティブ」。

ニューホライズン コレクティブの山口裕二代表。

退職した人たちが個人事業主となって活動する。

そうした人たち全員と業務委託契約を結び、退職した社員たちの新しいことへのチャレンジを企業が中期的に支援していく。

電通の早期退職した230人はそれぞれ個人事業主などとして独立。独立後、電通の小会社ニューホライズンと10年間の業務委託契約を結ぶことで電通で務め続けた場合の収入のおよそ半分が保障される仕組みです。

56歳で退職した営業職出身の男性は…

山同真さん。

固定報酬があるのはすごく安心材料。

間違いなく背中を押してくれた。

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