デリバリー大手の出前館が競合するウーバーイーツに対し買収提案を検討していることがWBSの取材でわかりました。
両社は以前にも、互いに買収提案をし合っていたことも判明しました。

株式会社出前館
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巣ごもり消費が活発になる中、出前館とウーバーイーツのサービスを利用する加盟店はそれぞれ3万店超と拮抗していて両者は激しいシェア争いを繰り広げています。

複数の関係者によると出前館は今年までにウーバーイーツの買収を提案しましたが資金面などの条件で折り合わなかったといいます。

一方、ウーバーイーツも出前館に対し買収を提案しましたが独自のサービスにこだわる出前館が拒否したということです。

出前館は今年3月、LINEから300億円の出資を受け、その後実質子会社となり規模も拡大したことから早ければ数ヶ月以内にウーバーイーツに対し再び買収提案する可能性があると複数の関係者が明らかなにしました。

今年10月頃にはLINEのアプリ上で出前館の注文が可能となる計画ですが、ウーバーイーツがグループに入れば消費者にとってより利便性が高まりそうです。


一体何が起きているのでしょうか、背景をこちらにまとめました。

ウーバーイーツと買収交渉をしていた出前館は今年LINEの実質子会社となりました。

そのLINEはYahoo!を傘下に収めるZホールディングスと経営統合することが決まっています。

そのZホールディングスの親会社はソフトバンクグループです。

そして、そのソフトバンクグループが出資しているのが出前館のライバル、ウーバーです。

こうして見てみると出前館とウーバーは1つの大きな輪の中に入っていると見ることができ、今後の買収や提携と行った動きが加速する可能性があります。