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[WBS]岸田総理 NY講演!米投資家はどう見た?

ワールドビジネスサテライト(WBS)

アメリカ・ニューヨークの証券取引所で9月22日に取引終了を知らせる鐘を鳴らしたのは岸田総理大臣です。岸田総理はその後、アメリカの投資家を前に講演を行い日本への投資を呼びかけました。

ニューヨーク支局
滝沢孝祐記者

ニューヨークの証券取引所の中にあるトレーディングフロアに来ています。後ろにあるのはトレーダーたちが実際に株式の取引を行っている場所です。1時間ほど前から23日の取引も始まり、ダウは現在400ドル以上下落して取引が行われています。
岸田総理大臣はグローバル企業が上場するここ、世界最大の取引所で講演を行いました。
講演を聞いたアメリカの投資家は積極的に日本に投資をしたくなったのでしょうか。

岸田総理「日本に投資を」

アメリカ 投資家たちはどう見た?

岸田総理

日本経済は力強く成長を続ける。確信を持って投資してほしい。

自らの経済対策「新しい資本主義」を推進すると強調し、日本への投資を呼びかけた岸田総理。

日本の優先課題として年功序列型の賃金制度を見直すことや女性活躍の推進などを訴えました。

またNISA(少額投資非課税制度)の恒久化や10月11日から新型コロナの水際対策を緩和し、ビザなしでの渡航や個人旅行を再開すると明らかにしました。

岸田総理

日本は本当に大きな変化を成し遂げられるのか、可能だと伝えるためここに来た。日本の歴史がそれを示している。

講演を聞いた参加者は…

講演を聞いた人

資本主義と企業の自由な経済活動に岸田総理は深い理解を示した。

岸田総理

講演内容を実現できるかは日本人が文化や考え方を変えられるか次第だ。

日本株の投資歴が20年以上に及ぶファンドマネージャーのギフォード・コムズさんが注目したのは…

ダルトン・インベストメンツ
ギフォード・コムズ氏

年功序列型の給与の見直し、実力主義に移行する考えは私たちが投資先の日本企業に長い間求め続けてきたことだ。

ニューヨーク支局
森礎人記者

今回の講演は総理の従来の発言と大差ないように聞こえたが?

ダルトン・インベストメンツ
ギフォード・コムズ氏

NY証券取引所で英語で講演したことは外国人投資家には大いに意義がある。
総理は強い決意を示した。「政策の実行に責任を持つ」と。

アメリカ 投資家厳しい評価も

田中瞳キャスター

岸田総理の講演、概ね好意的に受けとめられたようですが、ほかにはどんな声が?

ニューヨーク支局
滝沢孝祐記者

日本とアメリカ、双方のマーケットに詳しいヘッジファンドの関係者に取材した所、八方美人のような講演だったと厳しい評価も聞こえました。
具体的には岸田総理が日本では「成長と分配の好循環」を打ち出しているのに対して、今回の講演では「成長と持続可能性」という表現を使っていて分配を重視する姿勢が影を潜めていたためです。

また女性の登用に関しては強調すればするほど日本が遅れている印象を与えかねないと懸念を示していました。

アメリカでは今回の講演に関するメディアの報道も少なく、一般の投資家を含めて岸田総理の訴えがどこまで広まったのか不安も残りました。

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