儲かる豆ビジネス その①…大豆編
超進化!肉にある豆 ヒミツは発芽に
やって来たのは熊本県熊本市にあるDAIZって会社。
DAIZ株式会社 取締役CTO 研究開発部
落合孝次さん
こんにちは。
DAIZの落合です。
こちら取締役で商品開発担当の落合孝次さん。
あの〜社名がDAIZってことは使っている豆はもちろんアレですよね。
DAIZ株式会社 取締役CTO 研究開発部
落合孝次さん
大豆です。
では、こちらのDAIZさんは大豆の何でがっちりなんですか?
DAIZ株式会社 取締役CTO 研究開発部
落合孝次さん
大豆ミートと言われています。
番組スタッフ
最近よく聞きますよね?
大豆ミートとは大豆を原料にお肉に近い味や食感に仕上げた加工食品で、こちらのDAIZでは2020年1月から本格的に大豆ミート事業に参入。
するとそのクオリティがスゴいってことで続々と大手メーカーが使い始めた!
DAIZ株式会社 取締役CTO 研究開発部
落合孝次さん
ニチレイのからあげやハンバーグ。
伊藤ハムのハンバーグや肉団子。
ほかにも外食ではフレッシュネスバーガーで、スーパーではイオンで売っていたりと色々とDAIZの大豆ミート「ミラクルミート」が使われているんです!
DAIZ株式会社 取締役CTO 研究開発部
落合孝次さん
開発案件は2020年は20件、現在は500案件超え。
パニックです。
でも、なんでDAIZのミラクルミートはこんなにグイグイ来ているのか?
DAIZ株式会社 取締役CTO 研究開発部
落合孝次さん
これまでの大豆ミートは味がイマイチ、食感が物足りない。
それを私たちは解決した。
そう、今までの大豆ミートの2大問題。味がイマイチ、そして食感が全然肉っぽくない。
これを解決したというんです。
加藤浩次さん
大豆ミートを番組で食べますが正直やっぱり肉とは違うと思う。
ということで試しにミラクルミートで作った肉団子を皆さんで食べてみると…
キャイ~ン
天野ひろゆきさん
肉だな。
加藤浩次さん
近くなっているね。
キャイ~ン
天野ひろゆきさん
甘辛ダレを付けたら全然分かんない。
森永卓郎さん
完全に肉だ。
実はこのミラクルミート、これまでと作り方を大きく変えて一気にレベルが上がったんだという。
一体何をどう変えたのか?
早速、その製造工場へ。
落合さんが向かったのはたくさんタンクが並ぶ部屋。どうやらこのタンクに秘密はあるらしい。
中を覗くと、お〜ありました大豆。
しかも普通の大豆と見た目が微妙に違う。
DAIZ株式会社 取締役CTO 研究開発部
落合孝次さん
発芽させます。
ミラクルミート最大のヒミツは大豆を発芽。つまり水分と温度、酸素を管理し芽を出させるってところ。
DAIZ株式会社 取締役CTO 研究開発部
落合孝次さん
発芽でうま味をアップ。
なんでも大豆はこの発芽する際にたんぱく質が分解され、うま味成分であるアミノ酸が増える。
するとグッと肉の味に近づく!
しかもそれだけじゃない。
DAIZ株式会社 取締役CTO 研究開発部
落合孝次さん
発芽する条件の酸素と温度、水のやり方を調整することで鶏肉用の発芽大豆、豚肉用の発芽大豆。
原料を調整することができる。
えっなんと発芽のさせ方によっていくつかあるアミノ酸のバランスが変わり鶏肉っぽい味、牛肉っぽい味、豚肉っぽい味と作り分けられる。
例えばグルタミン酸とアルギニンが多めになって牛肉っぽい味に。
ほかにもアスパラギン酸を多めにすることで鶏肉の味、アラニンを多めにして豚肉の味にってスゴい!
落合さん曰く一番難しいポイントは温度らしく。
DAIZ株式会社 取締役CTO 研究開発部
落合孝次さん
30度の発芽と32度の発芽をすると31度ってどう?と興味が湧く。
30度と31度の間に30.5度がある。
やってみようと!
これを繰り返すと組み合わせが数千通りになる。
こうして試行錯誤の末生まれたミラクルミート。今後もますます色々な商品に使われそうですね。
DAIZ株式会社 取締役CTO 研究開発部
落合孝次さん
DAIZは大豆を使ったミラクルミートでがっちり!