ビジネス関連 ワールドビジネスサテライト

[WBS]円安・原材料高どう対応?ダイソー300円店舗拡大へ[株式会社大創産業]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

輸入品が多く円安の影響が出てきそうな100円ショップ。業界トップの大創産業が今週、東京・銀座にグローバル旗艦店をオープンします。節約志向の中、売り上げを伸ばしてきた100円ショップですが、ダイソーは300円の商品を中心とした店舗を増やすことを打ち出しました。円安や原材料価格の高騰にどう対応していくのでしょうか。

ダイソーが銀座に旗艦店!100円ショップ 円安が影響?

東京・銀座の中心にある商業施設「マロニエゲート銀座」に4月15日にオープンするのは…

角谷暁子キャスター

こちらは100円ショップのダイソー。そしてそのすぐ隣には女性向けのかわいらしい商品を主に300円で扱う「THREEPPY(スリーピー)」。そして、その隣にはこちらも主に300円ですがシンプルな生活用品を扱う「Standard Products(スタンダードプロダクツ)」。この3つの店舗がひとつのフロアに集まっています。

大創産業の3つのブランドの店をひとつの場所に集めたグローバル旗艦店です。

100円ショップのダイソーは…

角谷暁子キャスター

ジェルネイルができる商品ということですが100円ということです。マニキュアは200円。

ダイソーでは100円の商品が9割、そのほかの価格帯の商品が1割だといいます。

消費者の節約志向の高まりもあってコロナ禍でも好調を維持している100円ショップ。

帝国データバンクの調査によると大手5社を中心とした国内の100円ショップの店舗数は右肩上がりに増えていて、売り上げも2021年度は9,500億円に上り、早ければ今年度にも1兆円の大台を突破する見込みです。

ただ今回同時にオープンするリブランドしたというスリーピーはほとんどが300円の商品です。20代から40代の女性をターゲットにしていてキャラクターデザインからシンプルなデザインに変え、女性が使いやすいかわいらしい色使いが特徴です。

角谷暁子キャスター

普段使う食器ですが色がくすんだ色合いです。

その隣には東京・渋谷などにあるスタンダードプロダクツも。

こちらは全国で3店舗目となり、無地で統一したデザインが特徴で8割が300円の商品となっています。

角谷暁子キャスター

1フロアに3店舗の意味は?

大創産業 商品本部
平本良弘本部長

新たなお客様として来てもらえる。
お客様によっては200円でもいいからもうひとつ大きな商品がほしいとか。
3ブランドが一緒にあることで一緒に買うのに便利。

大創産業ではこれまで国内に出店している4,000店舗の9割以上が100円ショップのダイソーでした。

今年度はダイソーが200店舗の出店予定なのに対して、300円が中心のブランドは合わせて150店舗増やして出店を加速させていく方針です。

円安や原材料高の影響により出店戦略を変えたのでしょうか。

角谷暁子キャスター

200円以上の商品を増やす背景に円安や原材料価格の高騰は?

大創産業 商品本部
平本良弘本部長

それはない。
為替の問題は難しいが海外からの輸入から日本での生産の割合を増やしていく方向はある。
現在で言うと価格を抑える努力で頑張っている。

-ビジネス関連, ワールドビジネスサテライト
-,