経済再開の壁 原油高!"トリガー条項"凍結解除は…
ただ本格的な経済再開の足かせとなりそうなのが原油価格の高騰です。

3月16日に発表されたレギュラーガソリンの全国平均価格は1リットルあたり175円20銭で10週連続で値上がり。ロシアのウクライナ侵攻に伴う原油価格の高騰が影響しました。

岸田総理が会見で言及したのが…
トリガー条項の凍結解除もはじめ、あらゆる政策で何が最も効果的なのかしっかり検討していきたい。

トリガー条項とはガソリン価格の高騰が続くことを引き金(トリガー)としてガソリン税を一時的に引き下げるというもの。およそ25円分です。

民主党政権時に導入されましたが東日本大震災の復興財源を確保するため現在この条項は凍結されています。

そこで与党の自民党・公明党に国民民主党を加えた3党は3月16日に幹事長会談を開き、3党でトリガー条項についての検討チームを早期に立ち上げることで合意。


検討チームでは凍結を解除してトリガー条項を発動するための制度設計などを協議します。

自民党の茂木幹事長。
制度の分かりやすさ、サービスステーションなど現場の混乱に配慮する必要がある。

ただ凍結解除にはエネルギーを所管する萩生田経済産業大臣は慎重な姿勢です。

現行の制度を発動すればばら色になるという制度ではないことだけは事実。
