長野県の千曲川付近で採れたリンゴです。表面を見るとキズがあります。
台風19号の強風で落ちた時に付いたキズだということです。このようにキズが付いたり泥水に浸かったりしたリンゴは市場にはもう出せないといいます。こうした台風19号による農作物などの被害は全国でおよそ383億円に上っています。
そうした中、被災して市場に出せない農作物を独自の技術と発想で流通させようとうする動きを取材しました。
デイブレイク株式会社
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長野県の車両センターで浸水した北陸新幹線。
今月25日に全線再開する見込みとなりました。
その長野県では最盛期を迎えた果樹園が浸水し、農作物などの被害総額は13億8,000万円に上っています。
田中果樹園では親水は免れたものの強風で収穫間近のリンゴが落下してしまいました。
田中果樹園の田中哲さん、
被害に遭ったのは1トンぐらい。
やっと収穫だったので本当にがっくり。
一方、市場には出せないリンゴの中には…
落ちてしまったが全然傷がなくきれいな状態。
しかし、落下による損傷で販売できないといいます。
そこにこの被災リンゴをなんとか流通させようとする支援の動きが…
こちらは規格外のフルーツを買い取り冷凍して販売する事業を展開している企業です。
田中果樹園の田中久子さん、
おいしい。フルーツそのもの。
被災地支援を目的に100キロのリンゴを購入。冷凍リンゴとして各地で販売するといいます。
デイブレイクの木下昌之社長、
他にも困っている方がいれば力になりたい。
株式会社hanane
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一方、都内の生花店でも被災した農家を支援する動きが…
こちらのバラ、よく見ると茎の幅が細かったり、太かったり、市場に出す規定に合わない規格外の花です。
注目すべきはその価格。
え?20本1,000円って1本50円ってこと?
通常、20本で4,000円で販売するところ1,000円で販売しています。
実はこちらの店では被災地支援を目的に被災した農家から市場に出せない花を積極的に買い取っているのです。
hanane代表の石動力さん、
こういう時だからこそできることを積極的にやっていきたい。
なかなか花に手が伸びなかった人に飾ってもらう機会になればいい。
花を購入したお客様は、
被災地をすごく応援していきたい。
間接的だが支援につながるならみんなで協力して買い物していきたい。