皆さん、「eバイク」ってご存知でしょうか?

これは長距離走行などに対応したスポーツタイプの電動アシスト自転車です。

ヨーロッパなどではこうしたeバイクが自転車の主流になりつつあって海外のメーカーは虎視眈々と日本市場への進出を狙っています。
eバイク元年とも呼ばれる中、各メーカーの戦略に迫りました。

サイクルモード インターナショナル2018
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今日は日本最大級のスポーツ自転車フェスティバルにやって来ました。
およそ170社が出展しているということですが、今回の注目は「E-スポーツバイク」です。

「eバイク」とは電動アシストが付いたスポーツタイプの自転車のこと。

環境意識の高まりを背景にヨーロッパでは数年前から爆発的な人気を呼んでいます。
その波がいよいよ日本に上陸。
今年は日本のeバイク元年とも呼ばれているのです。

ボッシュ株式会社
[blogcard url="http://www.bosch-ebike.jp/jp/"]
こちらボッシュのブースです。

世界的な自動車部品メーカーとして知られるドイツのボッシュ。
eバイクブームの火付け役でヨーロッパでトップシェアを誇ります。

そのボッシュが今年、日本市場に8種類のeバイクを導入。

発売当初は生産が追いつかないほどの売れ行きだったといいます。
それでは試乗してみます。

どんどん加速しますね。

eバイクはいわゆるママチャリタイプの電動アシスト自転車と違い、車体が軽いので操作性が増すのです。

「日本市場参入の狙いは?」
ボッシュの豊田佑一さんは、
日本には60万台の電動アシスト自転車市場があり、その中で男性向け、スポーツ志向の電動アシスト自転車はほぼゼロなので。

ブルーオーシャンを狙っていく。

電動アシスト自転車
日本国内の電動アシスト自転車の生産台数は右肩上がりに増え、去年はおよそ57万台となりました。

しかし、そのほとんどはいわゆるママチャリタイプで女性や高齢者が主な利用者だといいます。
年齢的に体力の衰えを感じても「気持ちは若いままでいたい」という思いでeバイクの購入を考える人も多くいる。

株式会社BESV JAPAN
[blogcard url="http://besv.jp/"]
こちらは本場ヨーロッパでデザインなどの賞を数々受賞してきたBESV。


実は製造しているのは台湾のIT企業です。

BESVジャパンの澤山俊明社長、
台湾が世界有数の自転車生産国なのでパーツなど容易に手に入る。

その最新モデルはIT企業ならではの技術が盛り込まれていました。
バッテリーがフレームの中に内蔵されている。

コンパクトサイズでも100km以上の走行が可能。

さらに、
国内初のフルカラーディスプレイ。


赤はパワー、青はエコモード、そして紫がスマートモードです。

このスマートモードとは…
強く漕ぐと速くなる。

ちょっとゆっくり漕いでみると程よい加速に変わりましたね。
自分の漕ぐスピードと力強さによって加速感が全然違いますね。調整してくれている感じが分かります。

IT企業ならではのプログラミングでペダルを踏む力に合わせてモーターの出力を自動制御。

乗り心地を快適にしているといいます。
ニーズはいろいろな所に点在している。

お客様の潜在意識・ニーズにマッチさせればマーケットは広がる。

ヤマハ発動機株式会社
[blogcard url="https://www.yamaha-motor.co.jp/"]
迎え撃つ日本メーカー。
世界初の電動アシスト自転車をつくったヤマハは今年4つのモデルを投入。
すべて200km以上走行可能なバッテリーが搭載されています。

ヤマハ発動機の清水亘マーケティング部長は、
ひと味違うスポーティーな乗り味を提供できるモーターを日本に提供して海外勢と戦っていきたい。

日本e-BIKE協会
元F1ドライバーでプロのサイクルチームを持つ片山右京氏は今年、日本e-BIKE協会を設立。

渋滞をつくらず排気ガスのない環境に優しいeバイクの普及に務めます。
「日本のモビリティ社会はeバイクで変わる?」
完全に変わっていく。

年配の人でもちょっとアシストしてもらうことで行けなかった所も行けて新しく世界が広がる。
