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[WBS]沖縄「まん延防止」要請!再び行動制限必要か

2022年1月5日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

東京都で1月5日、新たに新型コロナの感染が確認されたのは390人となりきのうから2倍以上増加しました。

また沖縄県では新規感染者が600人を超え、去年8月の第5波に迫る勢いとなっています。県はまん延防止等重点措置を政府に要請する方針を固めましたが、オミクロン株の影響で再び外出自粛などの行動制限が必要となるのでしょうか。

オミクロン「尋常ではない勢い」!沖縄感染623人…「まん延防止」へ

急に何倍にもなって、やっぱり怖い。

新規感染者が600人を超えた沖縄県。那覇市内のPCR検査場の前には行列が…

市内のホテル「ホテルパームロイヤルNAHA 国際通り」。

1月4日・5日だけで200人分近いキャンセルがあったといいます。

ホテルパームロイヤルNAHA 国際通りの高倉直久総支配人。

急にここまで増えてしまうと仕方ないと感じている。

しばらく苦しい時期が続く。

午後7時、沖縄県は対策会議を開催。

沖縄県の玉城知事。

尋常ではない勢いで感染者が増加している。すでに第6波に突入したと認識せざるを得ない。

玉城知事は政府に対して「まん延防止等重点措置」の適用を要請する方針を表明しました。

政府は週内にもこれを正式決定する方向で、決まれば知事は飲食店に時短要請などを行うことができるようになります。

オミクロンで分かれる対応!行動制限は必要か?

全国で広がるオミクロン株。今後、外出自粛やイベントの制限などさらなる行動制限が必要となるのでしょうか。

海外では対応が分かれます。

オランダでは先月から学校や飲食店、映画館などを閉鎖するロックダウンを実施。

その一方で4日に一日あたりの新規感染者が20万人を超えたイギリスでは…

イギリスのジョンソン首相。

国を再び閉じることなくオミクロンの波を乗り切れる可能性がある。

オミクロン株は重症化リスクが低いとされ、3,000万人以上が3回目接種を終えていることなどから規制強化はしない方針です。

日本はどう対応するのでしょうか?

後藤厚労大臣。

感染の状況いかんによって国民の皆さんにいろいろな形で国民の命と暮らしを守るためのご協力をお願いする可能性についてはもちろん否定するわけではない。

政府の新型コロナ対策分科会メンバーの小林慶一郎氏も危機感を強めます。

デルタ株と比べると格段にスピードが速い。

早すぎるのではという段階で非常に強い措置を打たざるを得ないかもしれない。

経済学者でもある小林氏ですが、今は外出自粛や県をまたぐ移動の制限や対策を強化すべきと考えます。その理由は…

高齢者のブースター(3回目)接種が進んでいないこと。

その点を重視して慎重に考えなくてはいけないと思う。

まず強い措置をいれてみて、重症者が増えなければ解除する。増えれば強い措置を続ける。こういう判断すべき。

ある政府関係者はこう明かします。

岸田政権はとにかく厳しく対応することをうりにしている。

緊急事態宣言まで出す可能性は十分ある。

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