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[WBS]米国で過去最多の感染!国内感染3ヵ月ぶりに1,000人超

2022年1月4日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

アメリカではオミクロン株の拡大の影響で1日の感染者数が108万人を超え過去最多を更新しました。そして日本でも1月4日に新たに新型コロナの感染が確認された人は去年10月以来、3ヵ月ぶりに1,000人を超えました。

3ヶ月ぶり国内感染1,000人超!岸田総理「全員入院を見直し」

1月4日、朝の東京駅前。仕事始めで出勤する人からは…

そろそろマスクを外して明るく過ごせる年になってほしい。

しかし、その願いに反して…

東京都の小池知事。

オミクロン株は年末年始で急激に拡大している。

強い危機感を持ってコロナとの闘いに臨まなければならない。

1月4日の東京都の新規感染者は151人と2日連続で100人を上回りました。全国でも新規感染者は広がっていて3ヵ月ぶりに1,000人超。オミクロン株への感染も急増しています。

1月4日、感染者34人の愛知県では…

愛知県の大村知事。

愛知県では65%がオミクロン株に置き換わっている。

沖縄県の玉城知事。

倍加するスピードと感染力の広がり方が尋常じゃない。

1日4日に225人の感染者を出した沖縄県、玉城知事は緊急会見で感染拡大に歯止めがかからなければまん延防止等重点措置の適用を要請することを検討する考えを示しました。

これに対し政府は…

松野官房長官。

沖縄県からまん延防止等重点措置の要請が正式に出された場合は速やかに検討する。

そんな中、岸田総理は1月4日の午後、伊勢神宮を参拝。

その後、年頭の会見に臨みました。

国内の予防、検査、早期治療の枠組みを一層強化してオミクロン株対策の重点を国内へと移す準備を始める。

感染が急拡大している地域では医療ひっ迫を回避するため自治体の判断により要請者全員を入院としている措置を見直し、症状に応じて宿泊施設や自宅療養を認める考えを明らかにしました。

また診断の翌日までに飲み薬を投与できる体制を確立すると強調しました。

強まるオミクロン株警戒!医療現場では…

岸田総理の方針転換について現場の医師は…

東京医科歯科大学病院 呼吸器内科、柴田翔医師。

感染者に応じて段階的に決めていくべきだと思う。

今は全員は入院せず宿泊療養や自宅療養がふさわしいのではと思う。

都内にある東京医科歯科大学病院では現在、中等症の患者1名が入院しています。重症者が増えてくる傾向ではないと話しますが、感染者数が増えていることについては懸念も…

オミクロン株は重症化しにくいとはいえ、全体の感染者数が増えてくると入院患者数や集中治療室のベッドがひっ迫してくるという情報は聞いている。

ある程度感染者数が増えてくるとやはり医療はひっ迫してくると思う。

年末に特例承認された新型コロナの飲み薬「モルヌピラビル」。

こちらの病院では入院患者への使用が始まっていますが、外来患者への処方についてはこんな課題があると指摘します。

PCR検査だと病院で検査して結果を伝えるのが半日後。

その時点で患者が自宅にいるので感染対策に気を配り、薬を届けないといけない。

現在、郵送などの手段を検討していますが、今後は自宅療養者が急増した場合、速やかに飲み薬を届けられるかどうか不安が残るといいます。

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