ビジネス関連 ワールドビジネスサテライト

[WBS]オミクロン株対応!新ワクチン10月半ばに開始

ワールドビジネスサテライト(WBS)

8月8日に全国では新たに13万7,859人の新型コロナウイルスの感染者が確認されました。20日ぶりに前の週の同じ曜日を下回ることになりました。そうした中、厚生労働省は8月8日に感染力が強いとされるオミクロン株に対応したワクチンの接種を10月半ばにも始める方針を決めました。2回目の接種を終えた全ての世代が対象となります。

全住民対象"新"ワクチン!オミクロン対応で10月から

厚生労働省で開かれたワクチン分科会。オミクロン株に対応する新しいワクチンについて早ければ10月半ば以降に接種を始める方針を決めました。対象は2回目までのワクチン接種を終えた全ての住民を想定。

ワクチンはアメリカのファイザー社やモデルナ社が開発を進めています。現在、国内で感染が急拡大しているオミクロン株の新系統「BA.5」にも一定の効果があるとされます。

日本で薬事承認がされれば9月中には輸入される見込みでファイザー社は8月8日に承認獲得に向け申請を出しました。モデルナ社も近く申請を行うとみられます。

WBSは先月、今回のワクチンについてモデルナの日本法人の鈴木社長にインタビューをしていました。

チェック
[WBS]感染者高止まりの中…出勤前PCR検査が増加?[モデルナ・ジャパン株式会社]

東京では7月19日に新たに1万1,018人の感染が確認されました。先週に比べるとおよそ500人減っていますが8日連続で1万人を超えています。感染者の高止まりが続く中、出勤前にPCR検査を受ける人が増え ...

モデルナ・ジャパン
鈴木蘭美社長

昨年末から新しいワクチン開発に着手している。
やはりコロナのウイルスがどんどん変異していくところをみて、より変異に先手先手でワクチンを開発しなければいけない。

これまで4回目のワクチンを接種する必要がなかった60歳未満も打つことになります。専門家は…

国際医療福祉大学
松本哲也主任教授

抗体価は2回打っている人たちはオミクロン株に対しての効果はほぼない。
3回打った人がぎりぎり保てていて4回打っている人はそれなりにという状況。
ワクチンの広い世代での接種は意味がある。

さらに秋冬の感染再拡大には一定の効果があると指摘します。

国際医療福祉大学
松本哲也主任教授

おそらく今後、秋冬の感染拡大は結構な規模になる可能性がある。
新たなワクチンを打っておくというのは社会全体の維持という意味では大事。

-ビジネス関連, ワールドビジネスサテライト
-