東京に入港する客船としては最大級という豪華クルーズ船が4月29日に初の航海を終え東京に到着しました。イタリアの豪華客船が東京を訪れた狙いとは何だったのでしょうか。
コスタ クルーズ
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今年3月にイタリアで完成したばかりの「コスタ ベネチア」。
53日に及ぶ長期クルーズを終え、4月29日に日本に到着しました。
全長323メートル、2,116の客室に最大5,160人の乗客の収容が可能で東京港に入港するクルーズ船としては過去最大級です。
船内は水の都「ベネチア」をイメージ。
メインロビーはサン・マルコ広場が再現されています。
船の中心にあるホールにやって来ました。こちらではさまざまな軽食を食べながらプールで楽しむことができます。今日は上の屋根が閉まっていますが、全天候型ということで晴れた日には窓が全部空いてオープンな空間でイベントやプールを楽しむことができるということです。
さらには本格的なスライダーに、ミニゴルフなどのアスレチックも完備。
その一方で、
船内は非常に豪華絢爛ですが、歩いていて気付くのが看板、英語表記の横に必ず中国語表記があるんですね。
メインターゲット
実はこの船のメインターゲットは中国市場。
海の上としては世界最大となる化粧品売り場など中国人向けに免税品コーナーを充実させたほか、船内には麻雀サロンまで設けられています。
東京オリンピック
中国をターゲットにした船ですが、実は今回の初航海の終着地に東京を選びました。
その理由とは…
コスタグループアジアのマリオ・サネッティ社長、
東京オリンピックでの大きな仕掛けはわれわれも今計画している。
まだ詳しいことは言えないが本社とも前に進むように動いている。
来年の東京オリンピックを見据えているのだといいます。
政府関係者も具体的な活用法を検討しています。
国交省(港湾局担当)の浅輪宇充技術参事官、
クルー全の活用としてクルーズシップ、ホテルシップを計画している。
この船だと4,000人くらい泊められるので動く4,000人のホテルがここに現れる。