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[WBS]【追跡!ケーザイ事件簿】 なぜ通販で「ニセモノ」が急増!?

2019年5月10日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

ずらりと並んでいるのはルイ・ヴィトンなど高級ブランドのコピー品。つまり偽物です。

そしてこちらのグラフ。こちらは横浜税関がまとめたコピー品などの輸入差し止め件数です。去年は6,064件で過去最多となりました。

その背景にはネット通販の普及で個人が容易にコピー品を購入できるようになったということがあります。取材班はコピー品の販売業者を追跡取材しました。

コピー品

「コピー品持っている?」

20代女性は、

たぶんシャネル。

「どこで買った?」

ネット。3,000円くらいで買えた。

コピーでもかわいかったからいいかなって。

20代男性、

友達でも高級バッグみたいな大人が買いそうなものを持っているけれど、実際に聞いたら1万円とかだと言っていたので、みえのために買っている人はいる。

20代女性、

持っている。

今、これ。

値段は3,000円くらい。

「コピー品どう思う?」

本物かわからない、見ても。

見た目が同じならコピー本でもいいという人も多かった。

Amazon.co.jp

[blogcard url="https://www.amazon.co.jp/"]

実はこうしたコピー品の販売は身近なところに…

20万円前後の価格が並ぶ中、一つだけ目立って安いものがあります。

フランスの高級ブランド「ゴヤール」のバッグ。3万円と際立って安いものを発見しました。

商品名の欄には「並行輸入品」、つまり正規代理店ではないが、別のルートで輸入したものとの記載が…

本物か確かめるため実際に注文してみることに。

野村博佳記者、

アマゾンから荷物が届きました。送り主にもアマゾンと書かれています。

中には丁寧に梱包されたバッグが…

株式会社コメ兵

[blogcard url="http://www.komehyo.co.jp/"]

真贋を鑑定してもらうためブランド品の買い取りを手掛けるコメ兵に向かいました。

日本でも人気のブランド。主力のバッグは20万円からとかなり高額です。

果たして3万円で購入したゴヤールは本物なのか。

コメ兵銀座店の長行司智マネージャー、

当社では基準外ということで買い取りできないもの。

基準外、つまりコピー品という結果に。

本物の商品と比べてみるとロゴや革の質感が劣っていたり、縫製が甘かったりと違いが分かります。

出品者

取材班はこの商品を販売した出品者を追跡するため、サイトに記載された住所に。

販売している会社があるという住所を調べています。

住所が出てきません。「該当する住所はありません」と表示されます。

そもそも記載されている住所が存在しないことが分かりました。

さらに記載されている電話番号にかけてみると…

おかけになった番号への通話は現在取り扱いしていません。

商品がコピー品であることと出品者に連絡が取れないことをアマゾンに問い合わせると、文書で回答が。

Amazonは偽造品の申し立てを徹底的に調査しており、偽造品および不正行為者を排除するとともに状況に応じて法的措置を講じたり、捜査機関等と協力して対応しています。

アマゾンなどの大手が対策に力を入れる一方、ネット上にはコピー品を堂々と謳う違法な販売サイトも…

われわれがこうしたコピー品に騙されたいためのポイントは。

近年の基準外品は見た目だけではわからない。

触っただけではわからないものが多くなってきている。

信頼できる店、ネットショップで購入するのをお勧めしている。

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