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[WBS] 「ひんやり」で客を呼び込め!「クールシェア」でお得なサービス!

2016年6月28日

ワールドビジネスサテライト(WBS)

埼玉県熊谷市

埼玉県熊谷市、名物の手作り温度計は午後2時で30.4度を指し真夏日となりました。

今年、全国で熱中症で救急搬送された人の数はすでに5,000人以上。

そんな中、熱中症対策をしている熊谷市役所には長い行列ができていました。

求めていたのは熊谷名物のかき氷「雪くま」です。今年の新商品発表会が行なわれたのです。

美味しいです。

[blogcard url="http://www.city.kumagaya.lg.jp/appare/apiru/hitodukuri/yukikuma2015.html"]

さらに熊谷市で行われている暑さ対策が、街のあらゆる所で見られる「COOL SHARE」と書かれた青いノボリです。

一体、どういったものなのでしょうか?

絆家本舗

[blogcard url="http://r.gnavi.co.jp/a148300/"]

クールシェアのノボリを見て来ました。

クーラーが効いた涼しい店内で待っていると

生ビールお待たせしました。

「クールシェアしにきた」と言うと生ビールが1杯サービスされるのです。

COOL SHARE(クールシェア)

[blogcard url="http://coolshare.jp/"]

クールシェアとは自宅のエアコンを消して涼しい所に集まり熱中症を予防しようという試みです。元々は公共施設から始まったものですが、いまでは飲食店なども参加しています。

絆家本舗の内田恵三オーナーは

「クーラーを消してきました」と言って来てくれる方が年々増えている。来ていただいて2杯目、3杯目と飲んでいただければ利益が出る。

子豚食堂

[blogcard url="http://www.kobuta-s.com/"]

地元、商店街の集客効果を発揮するクールシェア。

子豚食堂ではホルモン1人前がサービスされます。

現在は約220店舗が加盟していて、それぞれ独自のサービスを競っています。

ホルモン酒場子豚食堂の上ノ園拓弥代表は

クールシェアがきっかけでお店を知ってもらい、口コミの部分で今後広がっていくと思う。

熊谷青年会議所

地元の青年会議所が中心となり始めたクールシェアによる地域活性化。

今年は伊藤園の商品を公式飲料にするなど企業とのコラボも進めています。

熊谷青年会議所の染谷秀樹さんは

熊谷の暑さをエコや節電しながら楽しむという機運が高まっている。暑さ日本一の町から暑さを使って魅力を発信するチャンス。

キドキド

[blogcard url="https://kidokid.bornelund.co.jp/"]

ひんやりを売りにした施設は他にもあります。

玩具輸入販売のボーネルンドが運営する全国20ヶ所にある子供向けの遊び場「キドキド」です。

[blogcard url="http://www.netsuzero.jp/coolspot"]

今年、この施設があるスポットに認定されました。それが「公式クールスポット」。日本気象協会が公認した熱中症対策ができる施設です。

今年から始まった取り組みでキドキドが認定の第一号。

どんな工夫をしているのか?

室内のエアコンの温度を見てみると設定は23度。

あそびのせかい営業部の矢野雅大次長は

体を動かすことで汗をかくし、体内温度も上がってくるので少し低めに場内温度を設定している。

遊んでいるうちに体温が上がっていく子供達。しかし体温調節機能が未熟なので熱中症にかかりやすいのです。

この施設ではエアコンで温度調節をして、スタッフが水分補給の呼びかけをすることで熱中症の対策をしています。

お客様は

涼しい方が安心してゆっくり遊べる。親も過ごしやすい。

また夏限定で親子で使える回数無制限のフリーパスを発行。公式クールスポット認定をきっかけにリピーターを増やす考えです。

夏休みはお出掛け先に多くの選択肢があるので熱中症のリスクが高くない場所として認知されれば、遊び場への期待が増え来店促進ができると期待している。

企業が期待するクールスポット。

日本気象協会

日本気象協会がクールスポットを始めた狙いは?

日本気象協会の矢崎菜名子さんは

企業の力を借りて一丸となって熱中症に気をつけていく動きをつくりたい。

うまく活用してもらえれば企業への経済効果も大きく働くと考えている。暑さをネガティブに捉えず利用してサービスを提供すれば経済効果は大きくなる。

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