[WBS] クルマの「ハッキング大会」!損保大手が開催するワケ?!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

自動運転やインターネットにつながるコネクテッドカーの開発など近年、車のIT化が進んでいますが、同時にサイバー攻撃で車が乗っ取られるというリスクも高まっています。

こうした中、損害保険大手のSOMPOグループがベンチャーと組み、車をハッキングするコンテストを開きました。

なぜ損保大手がハッキングなんでしょうか?

CODE BLUE

東京・新宿で開かれた情報セキュリティーの国際会議「CODE BLUE」。

関連企業の担当者や政府関係者などが世界中から参加しました。

日本からは警視庁のサイバー捜査担当者も。

警視庁サイバーセキュリティ対策本部の佐々木靖司さんは、

海外の捜査機関の捜査事例で進め方や着眼点がよくまとめられていた。

大変参考になった。

ハッキング大会

警視庁担当の橋本遼記者、

会場で注目を集めるのはこちらのハッキング大会です。世界有数のホワイトハッカーたちがしのぎを削っています。

会議の目玉、ハッキング大会。

課題の1つが車へのハッキングです。

会場の中央にはインターネットにつながる車、コネクテッドカーに見立てたラジコンが・・・

これにパソコンから特殊な信号を送るとタイヤが回り、ハッキング成功。

そのスピードを競います。

研究報告だと外部からつながる車に入って止められるというのがある。

そこを防ぐのが大事。

SOMPOグループ株式会社

この大会の主催者のひとつが損害保険大手のSOMPOグループ。

先月、サイバーセキュリティー事業に本格参入しました。

日本の損保各社全体の保険料収入は右肩上がりを続けてきましたが8兆円を超えたあたりで頭打ちになっています。

こうした中、成長分野と見られているのがサイバー保険。

企業がサイバー攻撃を受けた際の補償をします。

SOMPOグループのサイバー保険も2018年1月から9月までの契約数が1年前と比べ15%増えているといいます。

この保険にサイバー攻撃の監視や調査などを請け負うセキュリティーサービスを併せて販売。

他社との差別化を図っています。

SOMPOリスクマネジメントの宮嵜義久取締役執行役員は、

保険だけでカバーするのも限度がある。

いかにお客様のリスクを下げるか、セットで提供することが必要。

さらに車に目を付けたのもある狙いが。

今年1月、自動ブレーキを搭載した自動車について保険料の基準が9%引き下げられ収益への影響が懸念されます。

SOMPOグループの保険料収入のうち自動車保険が占める割合は5割以上。

保険の変革に備え、車のセキュリティー事業で先行しようというのです。

これからは全く運転をしない世の中になる。

自動車保険の数多いお客様に対して安心と安全を提供できるか真っ先に考えたい。