侵攻の余波で"代替品"!
長野県産サーモンの需要急増
先行き不透明なサーモン不足。国産サーモンの争奪戦が起きつつあります。
信州サーモンを養殖するカワグチの矢花功社長。
信州サーモン。
ニジマスとブラウントラウトを掛け合わせて作られた品種です。
プリプリして太っているから3キロくらいある。
肉厚できめが細かいのが特徴。この養殖場ではアルプスの湧き水を使い年間およそ30トン生産しています。
これまで主に長野県内の旅館や飲食店に販売してきましたが今月に入り、県外の卸業者からの問い合わせが増えました。
今月トータルで6、7件新規のお客様のお問い合わせがある。
急に需要が増えるというのは今までない。
急激に増えた新たな需要に対して対応したい気持ちがある一方、簡単ではないと矢花さんはいいます。
コロナで需要が落ちて、稚魚の仕入れをかなり落とした。
稚魚を仕入れてから出荷まで3年かかる。魚が欲しいと言われても間に合わない。
ただサーモンの供給不足が続けば稚魚の数を増やすなどの増産も視野に入れています。
これをきっかけに信州サーモンを知ってもらい、味を評価してくれるお客様が増えてくれば増産するつもり。