新型コロナの感染者の減少ともに電車の混雑が戻り、テレワークからオフィスへの回帰が進んでいるように見えます。
しかしなぜか今もテレワーク需要を取り込もうとお得なプランや新たなサービスが次々と誕生しています。その理由を取材しました。

株式会社チョイスホテルズジャパン
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東京・江東区にある清澄白河駅の出口に隣接するこちらのホテル「コンフォートホテル東京清澄白河」。

窓からはスカイツリーを一望でき、観光客に人気のホテルです。
コンフォートホテルの広報担当、宮﨑梢さん。
一番安くて大体5,000円。時期によっては2万4,000円の時もある。

このホテルで11月15日、午前8時から午後8時までわずか1,000円で利用できるテレワーク向けのサービスが始まりました。

カフェライブラリーではコーヒー・紅茶は飲み放題。

朝8時から9時半までは朝食ビュッフェも無料で付いてきます。

実はこのホテル、東京都が11月15日から23区内で始めたテレワーク用の部屋提供サービスの参加施設の一つ。都はこうした部屋を200室用意しました。

今までサテライトオフィスとしてもホテルを利用したいと思っても金額で手を伸ばせなかった人もいると思う。

今年4月、テレワークの部屋が足りないという都民の声を受けて多摩地域で同様の取り組みを実施。好評だったため23区内でも実施を決めたといいます。

実際、日本経済新聞社が今年、大企業を中心に行った調査によると在宅勤務やウェブ会議などの働き方を常時運用したいと回答した企業は8割に達しました。

テレワーク需要を狙って新たなサービスの提供も始まっています。

ホテル「東急ステイ 新宿イーストサイド」にやって来たのは都内のコンサルティング会社に勤める小西章文さん。緊急事態宣言が明けた後も出勤は週に1~2回ほどで、最近は自宅ではなくホテルで仕事を行うようになったといいます。

都内の西の方に行くときも自宅から意外に時間がかかったりする。

事前に新宿に行っておいて泊まって現場に行く。

小西さんがモニターとして体験利用しているのが東急が22日から予約を始める「ツギツギ」というサービス。全国70以上の東急系列のホテルならばどこでも定額で泊まることができるサービスで、最大180連泊できます。


さまざまな場所に移動できるような移動サービスも付いています。
エニカなどのサービスがあるので土日で足を伸ばすところで使える。

小西さんは先週末、プランに含まれているカーシェアサービスの割引券を利用しました。
本格サービス開始後は全日空の航空券の購入に使えるポイントなどももらえる仕組みです。

コロナの感染者が少なくなっても継続するテレワーク需要。東急はこうした活況なテレワーク需要をさらに取り込み、次世代のライフスタイルを提案していきます。
東急の川元一峰さん。
行ってみたい、住んでみたい場所に滞在する経験を少しずつ促すことで新しいライフスタイルの共感を得ていきたいと思っている。
