[WBS] 日本の「改元」がなせか・・・中国「花市場」に思わぬ影響!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

令和商戦に湧くのは日本だけではありません。今、中国で開催中の花のイベントですが、中国の花市場に日本の改元が思わぬ影響を与えています。一体どういうことなんでしょうか、取材しました。

北京国際園芸博覧会

北京郊外で開かれている北京国際園芸博覧会。

およそ1,000ヘクタールの広大な会場に110の国や国際組織が出展しています。

庭園の中に設けられた日本館では生花など伝統文化をアピール。

北朝鮮は故金正日総書記の名前を冠した「金正日花(キムジョンイルファ)」を展示していました。

開幕式には習近平主席のの姿も・・・

都市と農園で鳥たちが花の香りを語り合う。

そうした自然の情景で人々は美を分かち合ってきたが、同時にそれは人類が向かうべき未来の基盤となる。

今回の博覧会は中国の花を世界にアピールする重要な場です。

北京支局の山口博之記者、

中国館では中国全土からさまざまな花が集められ展示されています。

中国はいま花の生産基地として急成長しています。花きの作付面積は30年間で100倍も増加し、140万ヘクタールと世界最大に。特に伸びているのが切り花で輸出額は年間100億円を突破しています。

雲南省

そんな中国の花市場にいま日本の改元が思わぬ影響を与えているのです。

中国最大の花の生産地、雲南省。ミャンマーなど東南アジアと国境を接する中国南部に位置しています。

そこには広大な花の農園がいたるところに広がっていました。

花農園の管理人は、

雲南省の中心都市、昆明だけでも7割くらい花産業に関わっている。

1年を通じて気温差が小さいから多くの品種の花が育ちやすい。

その花が取引されるのがこちら。

雲南省の花の市場に来ています。市場を埋め尽くすように多くの人たちが花の取引を行っている最中です。かなりの熱気に包まれています。

斗南花卉市場での取扱量は年間およそ70億本。1日平均2,000万本がさばかれる計算で、アジア最多を誇ります。

熱のこもった取引は未明まで続いていました。ここから日本をはじめ40ヵ国以上に輸出されます。

市場関係者は、

取引額が1日で総額約1億7,000万円になることもある。

名実ともアジア最大の花の都だ。

国家の大きなサポートもあり、世界に向けた切り花の供給源になっている。

取引の急増を受けて政府の支援のもと、2015年から一部の競りを電子化。

3.5秒に3件、1件わずか1秒台という早さで瞬く間に取引が成立していきます。

市場関係者は、

取引を効率化し、時間や人的コストを大幅に削減できた。

虹花園芸

急成長する中国の花の都。

今年に入り、ある異変が起きていると聞き、その現場に向かいました。

花の輸出会社「虹花園芸」を経営する薛建平さん。

薛さんが育てているのは、

ここにあるのは全部菊です。

週に35万株生産している。

そこには日本のブランドの菊の苗がありました。

ここ数年、大半を日本向けに輸出してきましたが、今年に入りある変化が・・・・

長くこの仕事をやってきたが、輸出量は微増と微減を繰り返してきた。

しかし今年20%も増えて驚いた。日本の改元のおかげだった。

きっかけは平成から令和への改元でした。日本国内で行われるさまざまな祝賀行事を見込んで菊の需要が急増したのです。

そこで日本向けに輸出する苗の作付面積を3割拡大し、従業員も臨時で4割増やして対応しています。

薛さんは思わぬ特需に喜びを隠せません。

菊は日本、そして天皇を象徴する花だから。

令和への改元を好機をとらえて売り上げを倍増させていくつもりだ。

この日は地域の菊農家との会食です。

令和特需を一過性のものにせず、日本市場開拓の起爆剤にしようと呼びかけます。

われわれ花の生産者、輸出業者にとって日本市場の潜在力は大きく、もうかる。

令和!乾杯!

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