中国のカニ事情
10月1日、中国・上海。この日は建国を祝う国慶節。大型連休となり多くの人が家族と一緒に過ごします。
市内の魚市場を覗いてみると、慌ただしく働く人の姿が。
中国人が大好きな上海カニ。
中国では今が上海ガニが旬を迎えて一番美味しいんだ。
上海ガニはヒモで縛って蒸して食べます。殻を割ると肉は少ないもののカニ味噌は濃厚。
この時期、旬の上海ガニを家族揃って食べるのが現地の風物詩です。
異変
ところが今、その食文化に異変が起きていました。
水槽にぎっしり入っているのはタラバガニ。高級レストランでは1匹、3万5,000円ほどの値段がつくとか。
一方、ロシア産のズワイガニ。
これまで中国ではカニを輸入して食べる習慣はありませんでした。それが今、急速に広まっているというのです。
金持ちのお客さんや高級レストランが、みんな買っていくんだ。
市内のレストラン
市内のレストランを覗いてみると、テーブルの真ん中に陣取っていたのは上海ガニではなくズワイガニ。
実はズワイガニやタラバガニを注文する人たちにはある共通点がありました。
東京と名古屋で食べたんだ。
日本で食べた時、新鮮でとても美味しかったんだ。
多くの中国人が日本でカニの旨さを知ったというのです。
中国での急速な消費拡大がいまや日本にも影響を及ぼしていました。
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