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[モーニングサテライト]意外なモノが販売急増…!中国ゼロコロナ政策で消費に「ゆがみ」[]

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このところ世界の市場に影を落としているのがコロナ禍での行動規制に伴う中国経済の減速懸念です。5月16日に発表された小売売上高は1年前より11.1%減と消費の落ち込みは深刻ですが、中には売れ行きが急増したものもあるといいます。ゼロコロナ政策で歪んだ政策の実態を取材しました。

中国「ゼロコロナ」でゆがむ消費!意外なモノが販売急増

中国・北京のショッピングモール。

北京支局
杉原啓佑記者

こちらのショッピングモール、普段は多くのお客さんで賑わいますが閉店している店も多く、ほとんど人影は見られません。

中国当局のゼロコロナ政策で市民の外出が制限されているためです。

営業している衣料品店を見つけました。しかし、お客さんの姿はありません。

衣料品店 店長

外出制限で社交的な活動ができないので消費者心理が普段とは違う。
服を買わないのは当然のことだ。

中国の4月の衣料品や化粧品の売上げは1年前と比べて20%以上のマイナスに。

また、レストランも1年前から22.7%以上の減少。

今月からは北京市内全域で店内飲食が禁止になったことから今後さらなる落ち込みが予想されます。

当局が打ち出す厳格な規制によって市民の経済活動も大きくゆがんでいます。

北京支局
杉原啓佑記者

北京市内でタクシーを呼んでみようと思います。するとこのようなメッセージが出ます。「新型コロナ感染拡大のため、このエリアではサービスを一時停止しています」と書かれています。

人の行き来を抑制するため市内の一部ではタクシーの運行が禁止に。この地域はバスや地下鉄も使えません。

当然、タクシー運転手の生活は…

タクシー運転手

とても大きな影響を受けている。
1日の稼ぎは100元~200元(1,900円~3,800円)。ガソリン代も自分持ちで赤字だ。
出前の配達員の方が良い。タクシー運転手はもうだめだ。

タクシーの運転手がうらやむ出前の配達員。忙しそうに動き回っています。

配達員

普段は午後の注文は少ないが今は午後でも多い。
朝9時~夜9時までずっと働いている。

外出自粛が強化されてからは飲食店の出前だけでなくネットスーパーの配達も増加。普段の3倍近くの注文が入っているといいます。

また北京市内の家電量販店では…

北京支局
杉原啓佑記者

ゼロコロナ政策で消費が振るわない中でも好調な商品があるということです。一体どんなものなのか早速見てみたいと思います。

案内してもらうと…

家電量販店の店員

最近は冷凍庫の売り上げが伸びているため冷蔵庫のエリアを冷凍庫に一部変えている。
このブランドの冷凍庫が現時点でよく売れている。
142リットルの冷凍庫。

このところ売れ行きが伸びているのは食料を長期保存できる冷凍庫です。

ちょうど冷凍庫を見にきたというお客さんは…

冷凍庫を見に来たお客さん

新型コロナが流行しているから食材をためておける冷凍庫が欲しい。

先週には北京でも外出禁止になるという噂が広まり、買いだめをする市民が長い行列を作りました。

外出できなくなることに備えるためでしょうか、取材した店では4月からこれまでに販売台数が去年の1.5倍に増えたそうです。

厳しいゼロコロナ政策に北京市民は…

北京市民

「ゼロコロナ政策」が生活に与える影響は確実にある。
しかし健康のためだからやるしかない。

北京市民

「ゼロコロナ政策」は現実的ではないと思う。
良くなったり悪くなったりの繰り返しで信頼できない。

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