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[WBS]新たな仕組み導入相次ぐ!動物もファンも喜ぶ"寄付"とは[千葉市動物公園]

ワールドビジネスサテライト(WBS)

5月3日は絶好の行楽日和だったこともあり多くの家族連れで賑わいを見せたのが水族館や動物園です。ただ、再びコロナが流行すれば休業も余儀なくされる不安も抱えています。こうした中、全国の水族館や動物園がある仕組みを使って施設の熱心のファンたちに寄付を募る動きが相次いでいます。一体どんな仕組みなのか取材しました。

動物園で新たな支援の形!アマゾン「ほしい物リスト」

田中瞳キャスター

千葉市動物公園に来ています。ゴールデンウィークも中盤に差し掛かりましたが、今日は非常に天気もいいので家族連れをはじめ、多くの人で大変賑わっています。

来園者

今年は外に出てもいいかなという感じで。
久々のお出かけ。

この動物園で人気を集めているのがレッサーパンダです。

来園者

ちょっと隠れちゃったけど、かわいかった。

久しぶりの賑わいに動物園の飼育員は…

千葉市動物公園 飼育員
笹本貴俊さん

コロナ禍で閉園している時期もあった。
動物の鳴き声しか聞こえないような。そういう時はさみしい気持ちもあった。

来客が減り、つらい時期を過ごした飼育員たち。そんな中でも動物園を支えてくれた存在がありました。

千葉市動物公園 飼育員
笹本貴俊さん

アマゾンの「ほしい物リスト」で塩ビパイプをもらった。

実はレッサーパンダが食べている笹の入れ物は熱心な動物園ファンからのプレゼント。

千葉市動物公園では動物をより魅力的に感じてもらうための品物を通販サイト「アマゾン」のほしい物リストを使って寄付してもらう取り組みを続けてきました。

千葉市動物公園 飼育員
岡部千裕さん

塔の上に。

チンパンジーにプレゼントされたのはエサ用のネット。

千葉市動物公園 飼育員
岡部千裕さん

木の上でご飯を食べる習性があるのでチンパンジーらしく食べてもらう。

こうした寄付は460点にも上ります。

物を購入する行為は寄付する人にとって単にお金を寄付するのとは違う意味があるといいます。

千葉市動物公園 飼育員
岡部千裕さん

自分が寄付したものを動物が目の前で使ってくれるのは寄付した人も「とてもよかった」という声をもらっている。

実は似た取り組みは全国のほかの動物園にも広がっていて京都市動物園のほか、札幌市の円山動物園、大阪市の天王寺動物園などでも行われ、コロナ禍で苦しんだ施設を救っていました。

アマゾン「ほしい物リスト」!経営難の水族館でも活用

神奈川県川崎市にある水族館「カワスイ 川崎水族館」もほしい物リストの活用に動き出しています。

淡水魚を集め、世界の水辺を再現しているカワスイ。

南米の大湿原パンタナルエリアにアマゾンの熱帯雨林ゾーン。

来館者

ピラルクだよ!この細長いやつ。

南米に生息する巨大魚ピラルクなど珍しい魚のほか、水辺に生息するカピバラなども集まっています。

来館者

かわいい。

家族連れが訪れ賑わいを見せていますが、実は経営難により3月末に東京地裁に民事再生法の適用を申請しています。

オープンした2020年7月からわずか2年足らずでの経営破綻。

カワスイ 川崎水族館 企画・広報課
髙橋和來課長

オープン当初からコロナ禍という非常に厳しい状況で予想よりも半分くらいの来客数でかなり厳しかった。

今後、新たなスポンサーと契約し、営業は継続する予定ですがスポンサーが確定するまでの資金繰りにアマゾンのほしい物リストを活用する計画です。

カワスイ 川崎水族館 企画・広報課
髙橋和來課長

こちらはイグアナ用のエサ。
こちらはカルシウム。
これらをアマゾンの「ほしい物リスト」に公開を予定している。

月々40万円程度かかるという魚のエサや必需品であるホースに水槽などの支援を呼びかけるとしています。

お客さん

カワスイがつぶれそうでいろいろやり出したと見て、それで来た。
少額でも支援できればと思っている。なくなっちゃうと子ども連れて行けないから。

お客さん

自分が買った物が使われるというのはいい。
また行ってみようとなるかもしれない。

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