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[WBS] 今なぜ?チーズ人気アップ!欧州産に「燻製」カマンベール!

ワールドビジネスサテライト(WBS)

国内のチーズ消費量を見てみると右肩上がりとなっています。

その中でも注目を集めているのがカマンベールチーズということですが一体なぜなのでしょうか?

最前線を取材しました。

チーズフェスタ2019

[blogcard url="https://www.cheesefesta.com/"]

こちらでは11月10日、11日とチーズフェスタが行われています。世界各地のチーズが販売されていますが、

世界各地のチーズが販売されていますが、ゴーダチーズは「オランダ王室御用達チーズ」というのもあります。

2日間でおよそ6,000人が訪れました。

須黒キャスターも早速、本場のブルーチーズを。

結構クセがあって私は好きです。

チーズ人気を後押ししているのが今年に入って安くなった輸入チーズの存在です。

チーズ普及協議会の加藤昌弘専務理事は、

日EU・EPAやTPP11で海外チーズが安く手に入るようになっている。

去年から今年にかけて相次いで発行した環太平洋経済連携協定や日本とEUの経済連携協定によって関税が下がっているのです。

「EUのチーズが安くなったことで消費意欲が上がっている?」

EUからいい商品が入ってくるし、それに対抗して日本でも北海道中心に工房が隆盛している。

日本産の中でも注目は、

「カマンベールは最近人気ですか?」

基本的には人気です。

株式会社明治

[blogcard url="https://www.meiji.co.jp/"]

明治が先月発売した燻製のカマンベールチーズです。

中までしっかり燻製の味がついていて、カマンベールの甘みもあります。

大手メーカーが燻製のカマンベールチーズを量産するのは国内で初めてだといいいます。

一般的に木材チップを熱して燻製にするとチーズが溶けてしまい、味も損なわれます。

そこで…

明治の発酵開発部の坂本安隆さん、

今回「まろやか燻製製法」という独自製法を採用した。

チーズのおいしさを殺さないように冷燻というダメージを与えない燻製。

明治は今回の商品を9年がかりで開発。

去年、工場の生産能力を従来の1.5倍に増やし、さらなる売上アップを狙います。

有限会社プロセスグループ

[blogcard url="http://www.muminsha.com/"]

また日本人好みにこだわったカマンベールチーズで注目を集める工房も。

北海道安平町。

日本で初めてチーズの製造工場が作られたことから「チーズ発祥の地」として知られています。

町で人気のレストランにはカマンベールチーズがたっぷり乗ったハンバーグにカマンベールチーズコロッケ、そしてソフトクリームにもカマンベールチーズ。

「ソフトクリームの味は?」

チーズの味が濃厚でおいしかった。

最高のチーズなのでとんでもなくおいしい。

このレストランで使われているカマンベールチーズ、作っているのはこちらの工場。

夢民舎はいまから30年ほど前に創業。

これまでに数々のコンテストで受賞経験があり、売上高は5年で倍増。

一体どんな味なのか?

石川瑠美記者、

柔らかいけどモチモチした食感。

原料は地元でとれた牛乳。

食感を決める撹拌は社長自らが行います。

夢民舎の宮本正典社長、

手の感覚で微妙に違いが出る。だから難しい。

目指すのは米のやわらかさ。

ダラっと流れるんじゃなくてフワッとやわらかく。

形を作った後は味の決め手となる塩水に漬けます。

実は塩分は一般的なものより控えめ。

ほとんどが手作業で1日にできる量も限られていますが、大手やヨーロッパ産のチーズにはない日本人好みの味を目指しているといいます。

かたくなくて、やわらかくて、コクがあって、クセが少ない。

日本人好みのチーズになればと思って試行錯誤している。

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