菓子大手のシャトレーゼホールディングスは和菓子の老舗「亀屋万年堂」を小会社化したことを発表しました。
株式会社シャトレーゼホールディングス
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東京・自由が丘にある老舗和菓子店「亀屋万年堂」。
創業は戦前にまでさかのぼります。
主力商品はクリームを挟んだナボナです。
1967年、当時巨人軍のスター選手であった王貞治さんをCMに起用。
認知度を高め、90年代には70店舗を構えるまでに拡大しましたが近年業績は低迷していました。
王貞治さん、
1本でもホームランを打つことによって「ナボナ」を食べている人に喜んでもらうということで野球を精いっぱいやりました。
6年前には王さんをナボナ名誉大使に起用し、ナボナのプレミアム版を売り出すなど巻き返しを図っていたところでした。
一方、亀屋を買収した山梨県甲府市が本社のシャトレーゼは国内に560店舗を展開し、拡大中の洋菓子チェーン。
コロナ禍の巣篭もり需要の恩恵を受け、生産が追いつかないほど売上は好調です。
今回の買収についてシャトレーゼの齊藤寛会長は、
非常に「ナボナ」で有名な店だから亀屋万年堂というブランドを「広げていきましょう」と話をして今回の結果になった。
今後、亀屋万年堂のブランドやおよそ300人の従業員全てを維持しながら経営再建を進めます。